メディア/規約・権利

お客様の投稿や口コミ動画を店舗アカウントでリポストしてよい?許可の取り方と注意点

ショート動画編集部byNobiru AI
約6分で読めます

お客様が投稿した写真や動画を、店舗の公式アカウントで紹介するときの許可の取り方、クレジットの付け方、断られたときの対応、広告表現の注意点を整理します。

お客様がSNSに投稿してくれた写真や動画を、店舗の公式アカウントで紹介したくなる場面は多いはずです。結論として、投稿は投稿者の著作物であり、公開されているからといって自由に使えるわけではありません。必ず投稿者から許可を得て、使う範囲と表示方法を明確にしてから紹介するのが基本です。プラットフォームのリポスト機能(共有や引用の機能)を使う場合は、その機能の範囲内で、投稿者のコンテンツを共有するのが安全です。

法的な可否や、規約の細かな解釈は、状況によって変わります。この記事は一般的な運用の整理です。判断が難しい場合は専門家に相談してください。

共有機能と、ダウンロードして再投稿の違い

プラットフォームが用意するリポストやシェアの機能は、元の投稿者が分かる形で共有される仕組みで、投稿者側もある程度の共有を想定しています。一方、動画をダウンロードして、自社のアカウントから新たに投稿する場合は、投稿者の許可がより重要になります。

動画を保存して再投稿する場合、元の投稿者のロゴや透かしの扱い、音楽の権利も論点になります。投稿者が使った音楽が、店舗の事業用アカウントでは使えない音源だった、という事態も起こりえます。この点でも、機能を使った共有のほうが無難です。

許可を取るときの伝え方とテンプレート

許可は、DMやコメントなど、記録が残る形でお願いします。次のような項目を含めると、誤解が生じにくくなります。

  • 紹介したい投稿のURLまたは内容
  • 紹介する場所(店舗アカウントのフィード、ストーリーズ、ウェブサイトなど)
  • お名前やアカウント名の表示方法(表示する・しない)
  • 紹介する期間の目安と、いつでも取り下げられること
  • 編集(トリミング、テロップ追加)をする場合の内容
  • 返信がなければ掲載しないこと

「返信がなければ了承とみなす」という運用は、トラブルのもとになります。明確な了承を得てから掲載してください。

お礼の特典や景品との関係

投稿のお礼として割引やプレゼントを提供する場合は、その投稿が広告として扱われる可能性があります。ステマ規制や景品表示法の観点から、特典の提供を受けて行われた投稿であることが分かる表示が求められる場合があります。キャンペーンの設計時に、公式の指針を確認し、必要に応じて専門家にも相談してください。

投稿者が自発的に書いた感想を紹介する場合と、特典を条件に依頼して書いてもらう場合とでは、扱いが異なります。違いを意識して運用しましょう。

否定的な口コミや誤解を招く引用

好意的な投稿だけを選んで紹介するのは一般的ですが、一部を切り取って意味を変えてしまう編集は避けるべきです。また、口コミ内の効果や効能に関する表現が、そのまま広告として扱われると、薬機法や景品表示法の観点から問題になる場合があります。紹介する前に、表現内容を確認してください。

投稿者から取り下げを求められたら、速やかに対応する体制を整えておきます。連絡手段を明記し、担当者が対応できるようにしておくと、トラブルの拡大を防げます。

運用ルールを決める

店舗では、投稿の紹介ルールを簡単な文書にしておくと、担当者が交代しても対応が揃います。許可の取得方法、記録の保存場所、掲載期間、取り下げの手順を、一枚の運用シートにまとめておきましょう。

紹介するときのクレジット表記の例

許可を得て紹介する場合は、投稿者のアカウント名を明記し、元の投稿に誘導するのが一般的な礼儀です。たとえば、「@アカウント名さんの投稿をご紹介します(許可をいただいています)」と、キャプションや動画内のテロップに入れます。

名前を出さないでほしいという希望があれば、尊重します。表示のルールは、事前のやり取りで確認しておきましょう。

よくある質問

Q. ハッシュタグで募集した投稿は自由に使える? A. ハッシュタグ付きで投稿してもらっても、利用の許可とは限りません。募集時に、紹介の可能性を明記して同意を得ておくと安心です。

Q. 許可の期限は? A. 期間を決めておくと、トラブルを防げます。期間終了後は、非公開や削除を検討しましょう。

お客様投稿を企画に活用する流れ

投稿を継続的に紹介したい場合は、あらかじめ紹介の可能性を案内しておく方法があります。店内のPOPやメニュー表、プロフィールに「ご投稿を店舗アカウントでご紹介する場合があります。事前にご連絡します」と明記しておくと、お客様も安心できます。

実際に紹介する際は、ここで案内した通りに連絡し、許可を得てから掲載します。紹介した月は、投稿者のお名前(アカウント名)、許可を得た日、掲載先、取り下げの有無を一覧に記録しておくと、運用が安定します。