メディア/著作権・権利

お客様の投稿を店舗のショート動画で紹介していい?UGC二次利用の許可の取り方

ショート動画編集部byNobiru AI
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お客様がSNSに投稿した写真や動画を、店舗アカウントのショート動画で使うときの許可の取り方を解説します。リポストとの違い、連絡文例、記録、避けたい使い方を整理します。

お客様の投稿は、投稿した本人に権利があります。店舗のアカウントで紹介するなら、各投稿ごとに本人の許可を取り、使い方(媒体・期間・編集)を示すのが基本です。SNSのリポスト機能で共有するのと、自分の動画に取り込んで加工するのは、別の行為として扱ってください。

なぜ許可が必要なのか

お客様が撮影した写真や動画は、お客様の著作物です。写っている人物や、書かれたコメントにも、それぞれプライバシーや肖像の問題があります。お店の商品を褒めてくれているからといって、店舗の広告に自由に使える、ということにはなりません。特に、ショート動画として編集し、BGMや字幕を付けると、元の投稿の使い方を超える利用になります。

また、お客様の投稿を店舗が紹介することは、宣伝としての側面も持ちます。広告・宣伝であることが分かる表記や、投稿者の同意に基づく紹介であることの透明性は、信頼面でも重要です。

許可の取り方の手順

手順は、次の通りです。

  • 使いたい投稿を選び、投稿者の公開アカウントのDMなど、確認できる窓口を探す
  • 利用の目的(店舗のショート動画で紹介)、媒体、編集の範囲、クレジット表記の有無を伝える
  • 許可の返信を、文面で保存する(日付とともにスクリーンショットでなく、テキストで控えても良い)
  • 許可の範囲を超える使い方をしない
  • 削除の希望が来たら速やかに対応する

返信が来ない場合は、許可が出たものと見なさず、使わないでください。

連絡文の例

「いつもご来店ありがとうございます。〇〇店の公式アカウントです。先日のご投稿を拝見し、とても素敵でしたので、当店のショート動画で紹介させていただけないでしょうか。お名前(ID)を表記し、BGMと字幕を付けて編集します。ご都合が悪い場合は遠慮なくお知らせください。」のように、お礼、目的、編集内容、断りやすさを入れます。

景品やプレゼントを提供して投稿を促す場合は、景品表示法やプラットフォームの規約に関わる場合があります。企画の設計には注意し、不明点は公式の案内や専門家で確認してください。

避けたい使い方

投稿者の許可なく、顔が写っている部分を拡大して使う、投稿者を特定できる形で批判的に扱う、コメント欄のやり取りを無断で転載する、といった使い方は避けてください。ネガティブな口コミを引用して反論する動画も、トラブルの元になります。好意的な投稿でも、許可の範囲を守ることが基本です。

架空の例:カフェがお客様の写真を紹介する場合

カフェのアカウントが、ハッシュタグ付きで投稿された、お客様のラテアートの写真を、ショート動画の素材にしたいと考えたとします。まず投稿者に、「店舗の公式ショート動画で、ご投稿の写真を使いたい。お名前(ID)を表記する」と連絡します。承諾が得られたら、許可された写真のみを使用し、顔が写っている場合は、顔が見えない範囲で構成します。

承諾の範囲が「写真のみ」なら、同じ投稿の動画や、コメント欄のやり取りまでは使えません。承諾の範囲は、文面を見返して確認してください。

よくある失敗

よくあるのは、ハッシュタグで投稿を募集したから、集まった投稿は自由に使えると考えることです。ハッシュタグ付きの投稿は、募集の意図に沿って投稿されたとしても、店舗が広告に使うことに同意したと自動的に言えるわけではありません。募集時に、利用の範囲を明記し、使うときは個別に確認するのが、トラブルを避ける方法です。

リポスト機能と動画への取り込みの違い

SNSのリポスト、シェア、引用機能は、投稿者の元の投稿を、そのままの形で共有する仕組みです。投稿者の名前や元の投稿へのリンクが保たれるため、一般的な利用範囲の中で行われます。これに対して、写真や動画をダウンロードして、自分の動画に取り込み、加工して再投稿するのは、別の利用です。前者は多くの場合、プラットフォームの機能として想定されていますが、後者は個別の許可が必要と考えるのが安全です。

よくある失敗

よくある失敗は、お客様の投稿を紹介するときに、投稿者の許可を取っても、写り込んだ他のお客様や、他店のロゴなどを確認し忘れることです。許可は、投稿者本人に関するものであり、映っている第三者までは含まれません。また、紹介した後に投稿者が投稿を削除した場合でも、店舗の動画に残り続ける点に配慮が必要です。削除の希望があれば、速やかに対応する旨を、最初の連絡で伝えておくと安心です。

運用を楽にする仕組み

継続的にお客様の投稿を紹介する場合は、来店時や投稿のハッシュタグに、紹介の可能性を告知しておく方法があります。ただし、告知だけでは個別の許可の代わりにならないことが多いため、実際に使う際は、あらためて連絡するのが無難です。許可を取った投稿の一覧を表にして、日付と範囲を管理してください。