メディア/肖像権

従業員やお客様がショート動画に出演するときの許可の取り方と同意書の書き方

ショート動画編集部byNobiru AI
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店舗や企業の動画に従業員・お客様が映る場合に、事前に確認すべきことと、同意の取り方を整理。後からトラブルにならないための記録の残し方を紹介します。

店舗や会社のショート動画に従業員やお客様が映る場合、基本は事前に同意を得て、その同意を記録として残すことです。口頭で「いいですよ」と言われても、後から「そんなつもりではなかった」となるケースは珍しくありません。特に従業員は、雇用関係の中では断りにくい立場にあることがあり、同意の取り方そのものに配慮が必要です。

この記事では、同意で確認すべき項目、従業員とお客様それぞれの注意点、同意書のひな形の考え方、退職後・撤回時の対応を整理します。法的な有効性は個別の事情で変わるため、運用を整える際は専門家に確認してください。

同意で確認しておくべき項目

ただ「動画に出てもいいですか」と聞くだけでは、後で認識がずれる原因になります。出演者が何に同意したのかを明確にするため、次の項目を具体的に伝えておきましょう。

  • 撮影の目的(店舗紹介、採用、商品PRなど)
  • 公開するプラットフォーム(YouTube、TikTok、Instagramなど)
  • 公開の期間、または削除の依頼ができること
  • 顔や名前、役職の表示範囲
  • 動画が二次利用される可能性(広告出稿、切り抜き、他媒体での使用)
  • 同意を取り下げたい場合の連絡先と手順

同意書の文面は、事業者の状況によって変わります。ひな形を使う場合でも、最終的な確認は専門家に依頼するのが安全です。

従業員に出演してもらうときの注意

従業員が出演する場合は、上司からの依頼を断りづらい構図になりがちです。出演を業務命令のように扱うと、トラブルの原因になります。出演は任意であること、断っても不利益がないことを明示し、本人が考える時間を持てるようにしましょう。

また、従業員の個人アカウントや名前、勤務先が映る場合は、安全面の配慮も必要です。顔や名前が広く知られることで、望まない連絡が来るリスクもあります。顔を出さない役割分担(手元だけ、声だけ、後ろ姿)を用意しておくと、出演者の選択肢が広がり、同意も得やすくなります。

お客様が映る場合の考え方

お客様が映る場合は、原則として顔が判別できるカットは使わないか、事前にお声がけして許可を得ます。店内に「撮影中」の掲示を出す対策も行われますが、掲示だけで全員が同意したとみなされるとは限りません。特に常連のお客様が映る場合は、個別にお願いするほうが無難です。

SNS向けに「お客様の声」として紹介する場合は、掲載内容を本人に確認してもらい、了承を得てから使うと安心です。名前や顔を出さず、イニシャルや後ろ姿での紹介にする選択肢もあります。

退職・撤回があったときの運用

従業員が退職した後も、動画は残り続けます。退職後の扱いを事前に決めておかないと、トラブルになりやすいため、同意書に「退職後の扱い」を記載しておくことをおすすめします。たとえば、退職を理由に削除を求めることができるか、一定期間は公開を続けるか、といった点です。

撤回の申し出があった場合は、できるだけ速やかに対応する方針が望ましいです。すでに公開済みの動画から該当部分を編集して再公開する、あるいは非公開にするといった具体的な手順を決めておくと、慌てずに済みます。

記録の残し方:同意書の管理

同意の記録は、紙でも電子でも構いませんが、いつ、誰が、どの動画について同意したかが後から確認できる形にします。動画のタイトルや公開日と同意書を紐づける一覧を作っておくと、問い合わせがあったときに素早く対応できます。

共有フォルダに保存する際は、アクセス権限を限定し、個人情報の取り扱いにも注意してください。同意書には氏名などの情報が含まれるため、管理する担当者を決めておきましょう。

同意確認メッセージの例文イメージ

従業員への依頼は、文章にして渡すと、受ける側も落ち着いて判断できます。たとえば、次のような内容です。「店舗PRのショート動画を撮影します。YouTube、TikTok、Instagramで公開する予定です。顔と役職を表示する可能性があります。出演は任意で、お断りいただいても不利益はありません。公開後でも、希望があれば削除や編集を検討します。ご都合を確認させてください。」

この文面をベースに、実際の目的や公開先に合わせて調整します。口頭で伝えた場合も、後でメッセージで要点を送り、返信をもらっておくと、記録になります。実際の文面は、専門家に確認してもらうと安心です。

よくある質問

Q. アルバイトにも同意書は必要? A. 雇用形態に関わらず、出演する人の同意を確認することをおすすめします。短期のスタッフほど、退職後の扱いを決めておくと安心です。

Q. 同意書は電子でもいい? A. 多くの場合、メッセージや電子署名などの記録が残る形を採用しています。形式の有効性は、専門家に確認してください。

撮影当日の運用

同意を得ていても、当日の体調や気分で撮影を断りたい人がいる可能性があります。当日も「今日は大丈夫ですか」と一言確認する習慣は、信頼関係の面でも有効です。撮影後に、映像を確認してもらい、気になる箇所があれば修正する流れを用意しておくと、公開後のトラブルを減らせます。