営業活動にショート動画を活用する。商談前後の使い方と、営業との連携の作り方
ショート動画は集客だけでなく、営業の商談前後でも使えます。事前の理解促進、フォロー、社内共有の三つの場面と、営業部門と連携する進め方を整理します。
ショート動画は、SNSでの集客に使うだけでなく、営業が商談の前後に見込み客へ共有する資料としても使えます。短くて見やすいので、忙しい相手に、サービスの要点や事例を伝えるのに向いています。また、営業部門と連携すると、動画の企画に営業の声が入り、動画の質も上がります。
ここでは、営業活動への活用の場面と、連携の進め方を整理します。
場面1:商談の前に、予備知識を渡す
初回の商談前に、サービスの概要を伝える短い動画のリンクをメールで送る使い方があります。相手が事前に大枠を理解していれば、商談では個別の課題に時間を割けます。動画の長さは1分以内に収め、テーマは一つに絞ります。
送るときは、『ご参考までに、1分ほどの紹介動画です』と、相手の時間を尊重する文面にします。見るかどうかは相手の自由であり、必須の準備のように求めないことが、関係づくりの観点からも大切です。
場面2:商談後の補足とフォロー
商談で質問が出たテーマに関する動画を、お礼のメールに添えるのも有効です。たとえば『導入の流れ』『よくある失敗と対策』などの動画を、質問に応じて送ります。相手の社内で稟議を回すときに、決裁者への説明材料としても使われる場合があります。
共有する動画は、情報が古くなっていないか、見込み客ごとの条件に合っているかを確認してから送ります。個別の見積や契約条件に関わる内容は、動画ではなく文書で正確に伝えてください。
- サービス概要の動画
- 導入までの流れの動画
- よくある質問に答える動画
- 事例の動画(許諾済みのもの)
場面3:社内の情報共有・営業トレーニング
ショート動画は、社内向けの共有にも便利です。新製品の説明、競合に対する自社の強みの整理(事実に基づくもの)、成功した商談のポイントなどを短い動画にして、営業チームに共有します。社内限定の資料は、社外に出ない環境に保管し、公開用の動画とは分けて管理します。
営業部門との連携の作り方
連携のコツは、営業の負担を増やさないことです。営業は日々の目標に追われているため、『動画のために時間をください』ではなく、『営業の時間を節約するための道具を作る』という姿勢で関わります。
- 月に一度、営業から『よく聞かれる質問』『断られる理由』を教えてもらう
- 動画の企画段階で、営業責任者に内容の正確さを確認してもらう
- 営業が使いやすいよう、動画の一覧(テーマ、長さ、リンク、使う場面)を共有する
- 営業から、見込み客の反応を聞き、次の企画に生かす
- 営業の成果を、動画との関係で記録してもらう(強制せず、負担を減らす)
事例:営業が使う動画の整理表
営業が動画を使いやすくするため、整理表を作ります。列は、動画のタイトル、長さ、テーマ、おすすめの使う場面(初回前、提案後、稟議前など)、リンク、公開日、確認済みの担当者名です。営業が必要なときにすぐ探せるように、社内の共有フォルダに置き、更新日を記録します。
古い動画は一覧から外し、差し替えの動画ができたら、営業へ周知します。整理表の更新を、月次の営業会議で2分だけ報告する習慣にすると、定着します。Nobiru AIの動画切り抜きは、長い商談資料やセミナーの録画から、要点の短い動画を作る補助に使えます。
営業の反応が薄いとき
営業部門が動画をなかなか使ってくれないとき、原因は面倒さや、使う場面が分からないことが多いといわれます。営業と一緒に、実際の商談で使えるか試し、使いにくい点を聞き取ります。営業が実際に使って成果が出た事例を一つ作ると、他のメンバーにも広がります。無理に使わせるのではなく、役に立つ道具として磨く姿勢が大切です。
営業向けに動画を作るときの3つのコツ
営業が使う動画は、SNS向けの動画と少し性格が違います。SNSでは冒頭の数秒で離脱を防ぐ工夫が重要ですが、営業が個別に送る動画は、相手が関心を持って見る前提なので、冒頭の引きよりも、内容の正確さと分かりやすさが大切になります。字幕をしっかり入れ、音声なしでも伝わる構成にしておくと、相手が移動中や会議の合間に見る場合にも対応できます。
- テーマは一つに絞り、1分以内に収める
- 専門用語は字幕で補足し、図や画面で見せる
- 動画の最後に、次に何をしてほしいか(質問の連絡先など)を一つだけ示す
注意点:誇張と個別の約束を避ける
営業が動画を使うときは、動画の表現と、実際に約束できる内容を一致させることが重要です。動画で語る効果や機能が、すべての顧客に当てはまるように受け取られると、契約後のトラブルになります。『個別の条件は、別途ご案内します』と補足します。
また、他社との比較表現や、導入実績の数字は、事実と根拠を確認できる範囲だけにします。営業現場でのアドリブ的な説明と、動画の公式な表現が食い違わないよう、営業向けの用語集を共有しておくと安心です。
契約条件や価格に関する情報は、必ず最新の正式な資料で案内してください。動画の内容が古くなった場合は、速やかに差し替えます。