メディア/競合リサーチ

競合がいない・見つからないジャンルの調べ方。ニッチ分野で参考にする代替の探し方

ショート動画編集部byNobiru AI
約8分で読めます

自分のジャンルの競合が見つからないときは、需要がないのか、探し方が悪いのかを切り分けます。隣接ジャンルや海外、他媒体から参考を探す手順を紹介します。

競合が見つからないときは、まず『検索の言葉が狭すぎる』『動画ではなく別の媒体にいる』『実は需要が小さい』の3つのどれかを疑います。見つからない=チャンスとは限らず、需要がないために誰も作っていないケースもあります。順番に切り分けて、判断するのが安全です。

この記事では、競合が見つからない原因の切り分け、需要の簡易的な確認方法、代わりに参考にできる対象の探し方、そして最初の数本で確認するべきことを説明します。

原因を3つに切り分ける

一つ目は、検索の言葉が専門的すぎる、または逆に広すぎることです。自分のジャンルを説明する言葉を5種類以上書き出し、それぞれで検索してみます。二つ目は、動画以外の媒体にいる場合です。ブログ、Q&Aサイト、SNSの投稿で同じ悩みを扱っている人がいないかを確認します。三つ目は、そもそも需要が少ない場合です。次の見出しの方法で簡易確認をします。

需要の簡易確認

需要の確認は、完璧には測れませんが、いくつかの手がかりが組み合わさると目安になります。

  • 検索窓の候補(サジェスト)に関連語が出るか
  • Q&Aサイトやブログに、同じ悩みの質問が複数あるか
  • 関連する商品・サービスが存在し、購入者のレビューや相談の声があるか
  • 隣接ジャンルの動画のコメントに、そのテーマに関する質問が出ているか

これらは需要の存在を示す手がかりにすぎません。件数が少なくても、確実な顧客がいる分野もあります。

代わりに参考にする対象

同じ主題の動画がなくても、『同じ形の動画』は存在します。たとえば、専門的な仕事を紹介する動画は、料理人、職人、研究者など、他の専門職の動画を参考にできます。『素人にも分かるように専門を見せる』という型は共通だからです。

また、海外の同じ分野の発信者を探す方法もあります。言葉が分からなくても、構成や見せ方は参考になります。ただし、動画の内容を無断で翻訳して転載することは、著作権の問題になるため絶対に避けてください。参考にするのは、構成の考え方だけです。

需要が小さいと分かったときの選択肢

調べた結果、需要が小さいと分かった場合でも、すぐ諦める必要はありません。選択肢は、より広い関連テーマに広げる、特定の層に絞って深く掘る、動画以外の導線(問い合わせ、来店など)を強化する、の3つです。たとえば、特殊な工具の使い方を扱う人が、視聴者が少ないと感じたら、『DIY全般』の入口を作り、そこから専門領域へ誘導する設計に変えられます。

大切なのは、動画の再生数だけで価値を測らないことです。少数でも、確実に必要としている人に届くなら、事業としては成立します。

競合がいる分野との違いの考え方

競合がいる分野では、差別化が必要になりますが、競合がいない分野では、『なぜ誰もやっていないのか』を考えることが必要です。撮影が難しい、権利の問題がある、情報が公開できないなど、構造的な理由があるかもしれません。その理由を、自分は解決できるのかを確認してから、本格的に始めましょう。

解決の見込みがあれば、それは大きな強みになります。見込みがなければ、方向を調整するほうが、結果的に労力が報われます。

最初の1か月でやること

競合が少ない分野で始めた最初の1か月は、検証期間と位置づけます。週に2〜3本、異なる型で投稿し、どの型に反応があるかを記録します。同じ型ばかりだと、反応の違いが型によるのか、内容によるのか分からなくなるからです。1か月後に、反応のあった型を中心に絞り込みます。

注意点:独占の思い込みを避ける

競合が見つからなかったからといって、その分野を自分だけが扱っていると考えるのは危険です。別の媒体や別の言語で、同じ内容を発信している人がいる可能性があります。定期的に検索を繰り返し、新しい参入者を確認しましょう。

最初の数本で確認すること

競合が少ない分野では、最初の5〜10本が貴重な検証になります。この段階で見るべきは、再生数の大小より、コメントや保存の質です。少ない再生数でも、具体的な質問や感謝のコメントが付くなら、需要はあります。反対に、再生数が少なく反応も薄い場合は、テーマの見せ方か、需要そのものを見直します。

並行して、アカウントのプロフィールや概要欄に、この分野を発信している理由と、誰に向けているのかを明記します。競合がいない分野では、『ここに来れば分かる』と思ってもらうことが、最大の強みになります。

やりがちな失敗

よくある失敗は、競合がいないことを理由に、検証せずに大量の動画を先に撮ってしまうことです。需要が小さい場合、労力が報われません。まず少数の動画で反応を確認し、手応えがあれば本数を増やす、という順番にしてください。

もう一つは、競合がいないと決めつけて、周囲の発信者を見なくなることです。同じ分野に新しく参入する人も出てきます。月に一度は同じ検索を繰り返し、状況を確認する習慣をつけましょう。