参考にするアカウントの選び方。登録者が少ない人が見るべき3種類のお手本
大手アカウントを真似しても再現できない、という悩みに対して、規模が近い、少し先を行く、方向が違う、という3種類の参考対象の探し方を解説します。
登録者やフォロワーが少ない段階で参考にすべきは、数百万人の大手ではなく、『自分と同じ規模』『半年〜1年先を行く』『ジャンルは違うが方向が近い』という3種類のアカウントです。大手の動画は、制作体制や過去の蓄積があり、そのまま真似しても再現できません。再現できる条件に近いアカウントを見ることで、現実的な改善点が見つかります。
ここでは、3種類の参考対象の探し方、見るべき点、1つのアカウントにのめり込みすぎないための注意を説明します。
種類1:自分と同じ規模のアカウント
同じ規模のアカウントは、投稿を始めたばかりの段階で、どんな試行錯誤をしているかがよく分かります。注目するのは、伸びていない動画ではなく、その中で相対的に反応が良い動画です。どんな型や話題のときに反応が良かったかを記録すると、同じ悩みを持つ仲間の実験結果を借りられます。
探し方は、自分のテーマで検索して、中位以下に表示されるアカウントを見る方法です。また、コメント欄で見かけた同じ分野の発信者のアカウントを覗く方法も有効です。
種類2:半年〜1年先を行くアカウント
少し先を行くアカウントは、『今の自分が1年後にたどり着く姿』として参考になります。見るべきは、初期の動画と最近の動画の違いです。さかのぼって最初の10本を見ると、そのアカウントが何をきっかけに変わったかを推測できます。
ここでも、結論は断定しないことです。「この動画から伸びた」と見えても、他の要因が絡んでいる可能性があります。複数のアカウントで共通する変化だけを、『有力な手がかり』として採用します。
種類3:ジャンルは違うが方向が近いアカウント
ジャンルが違っても、視聴者に提供する価値の形が近いアカウントは、構成や話し方の参考になります。たとえば『短時間で変化を見せる』『専門知識をやさしく話す』『日常の一場面を切り取る』といった方向です。異ジャンルの型を借りる方法とあわせると、企画の幅が広がります。
参考にするアカウントは合計で5〜8個程度にし、種類ごとに2〜3個ずつ選びます。多すぎると全体を追いきれず、少なすぎると偏ります。
参考アカウントの見直しの例
たとえば、開始3か月の時点で参考にしていたアカウントが、半年たつと自分より下の規模に感じることもあります。その場合は、参考対象を入れ替えます。また、自分が成長して、お手本が変わる場合もあります。3か月ごとに5〜8個のリストを見直し、役目を終えたアカウントは外して、新しいアカウントを加えてください。
見直しのときに『なぜこのアカウントを外すのか』『なぜ新しく加えるのか』を一言書くと、自分の成長の記録にもなります。
参考にした内容を実践に落とす
参考アカウントから得た気づきは、次の1週間の企画のうち1本に取り入れるだけにします。一度に多くを取り入れると、自分らしさが失われるからです。結果を見て、効果があれば続け、なければ元に戻します。
学んだことを実践に移さないと、観察は趣味の時間になってしまいます。見る時間よりも、試す時間を多く確保することが大切です。
見るべきでないアカウントの特徴
参考にしないほうがよいアカウントもあります。過度に誇大な表現を使うもの、他人の投稿の転載が中心のもの、根拠のない断定が多いものです。数字が大きくても、自分が目指す方向とは異なる運用をしている場合は、参考にすると遠回りになります。自分が大切にしたい姿勢と合っているかも、選ぶ基準の一つにしてください。
まず3個から始める
選ぶ作業が負担になる場合は、各種類から1つずつ、合計3つのアカウントから始めても構いません。観察を続けるうち、自然に参考にしたいアカウントが増えていきます。最初から完璧なリストを作るより、まず見始めることが大切です。
比較して分かる自分の現在地
参考アカウントを見る目的の一つは、自分の現在地を知ることです。同じ規模のアカウントと比べると、投稿頻度や型の幅、冒頭の工夫などで、自分に足りない点や、すでにできている点が見えてきます。比較の結果は、良い悪いの判断ではなく、次に試す改善点の候補として扱ってください。落ち込む材料にするのではなく、改善のヒントとして使うことが、継続の秘訣です。
参考アカウントを見るときのチェック項目
見るときは、感想で終わらせず、次の3点を記録します。
- 何を見せているか(テーマ・型)
- なぜ最後まで見てしまうのか(冒頭・テンポ・展開)
- 自分が取り入れるなら何を変えるか
のめり込みすぎないために
参考アカウントを見すぎると、自分の動画が似てきて、独自性が薄れます。毎日見るのではなく、週に1回、まとめて30分だけ見る習慣にしましょう。また、数字の差に落ち込んで投稿が止まる人もいます。参考対象はあくまで『お手本』であり、競争相手とは限りません。
参考アカウントを選び直す時期も決めておきます。3か月に一度、自分の状況が変わったら参考対象も見直します。成長に合わせてお手本を入れ替えていくことが、長期的な改善につながります。
他人のアカウントの情報を、無断で転載したり、公開したりしないでください。記録は自分の改善のために限定して使いましょう。