ショート動画でプレゼント企画をやるときの規約・景品表示法の確認ポイントと運用チェックリスト
フォロー&コメントで当たるプレゼント企画を行う前に、プラットフォームの規約、景品の上限の考え方、当選連絡の注意点、免責表記を整理します。法的判断は専門家へ。
フォローやコメントを条件にしたプレゼント企画は、認知拡大の手段として広く行われています。ただし、実施する前に確認すべき項目が複数あります。プラットフォームのプロモーションに関する規約、景品の提供に関する法的なルール、応募者への案内の表記、個人情報の扱い、当選連絡の方法などです。結論として、企画を立てたら、ルールを文書にまとめ、公式の規約と照らし合わせてから公開するのが安全です。
景品の上限や、懸賞に関する法律の適用は、企画の内容によって異なります。この記事は一般的な確認ポイントの整理であり、法的な助言ではありません。事業として実施する場合は、専門家に相談してください。
最初に見るのはプラットフォームのキャンペーン規約
各プラットフォームには、プロモーション(キャンペーン)を実施する際のルールがあります。たとえば、プラットフォームが主催・後援していると誤解されないようにする、特定の機能の利用を応募条件にしてはいけない、といった内容が定められている場合があります。同じ企画でも、プラットフォームごとにルールが異なります。
また、応募条件に「友達のタグ付け」を求めるなど、他人を巻き込む仕組みは、制限されている場合があります。企画を立てる際には、最新のプロモーションガイドラインを公式ヘルプで確認してください。
企画を公開する前のチェックリスト
次の項目を確認してから公開すると、後のトラブルを防ぎやすくなります。
- 主催者(会社名または店舗名)と、問い合わせ先を明記している
- 応募方法、応募期間、当選者数、当選発表の方法を具体的に書いている
- 景品の内容と、提供する費用や条件(送料負担など)を明記している
- プラットフォームが主催・提携ではない旨の免責を記載している
- 個人情報を取得する場合、利用目的と管理方法を案内している
- 応募条件が、規約で認められた範囲に収まっている
- 当選者への連絡手段と、詐欺と間違えられない案内の方法を決めている
景品の金額や応募条件によって、適用される法的なルールが変わることがあります。迷う場合は、専門家に確認してください。
当選連絡で気をつけること
当選者への連絡は、DMで行うことが多いですが、偽アカウントによる詐欺と混同されやすいため、注意が必要です。公式アカウントであることが分かるよう、企画の投稿で「当選者には公式アカウントからDMで連絡する」と事前に案内します。URLや個人情報の入力を求める場合は、その理由を明示し、不審に思われない形にします。
連絡後の返信期限を設ける場合は、期限と、期限を過ぎた場合の扱い(再抽選など)を、企画の案内に書いておきます。後から条件を変更すると、トラブルのもとになります。
ステマと誤解されないための配慮
フォロワーに投稿してもらう形式の企画で、「#(企画名)を付けて感想を投稿」という条件を設ける場合、投稿が広告であることが分かる表記を促す配慮が必要です。ステマ規制の趣旨から、事業者の依頼や景品の提供を受けた投稿であることが分かるようにしておくことが求められる方向にあります。具体的な表示方法は、公式の指針を確認してください。
インフルエンサーに企画への協力を依頼する場合は、広告であることを明示するよう、契約や案内で伝えておきましょう。
企画終了後のこと
企画が終わったら、当選者の発表、景品の発送、応募データの廃棄または保管の扱いを、案内した通りに進めます。応募の際に取得した個人情報は、目的の範囲内で利用し、不要になれば適切に削除します。企画の実施内容、当選者の選定方法、連絡の記録は、一定期間保存しておくと、問い合わせがあったときに説明できます。
継続して企画を行うなら、過去の企画を振り返り、トラブルや問い合わせの内容をルールに反映して、改善を重ねましょう。
応募規約に入れる項目の例
規約は、長い文書である必要はありません。ただし、主催者、応募資格、応募方法、期間、当選者数、当選発表の方法、景品の内容、個人情報の扱い、免責事項、問い合わせ先は、最低限含めたい項目です。プロフィールのリンク先や固定投稿に掲載しておくと、応募者がいつでも確認できます。
文面の作成には、専門家の意見を取り入れると安心です。特に、景品の価値が大きい場合は、確認を怠らないようにしましょう。
よくある質問
Q. 抽選を行う方法は? A. 公平に抽選できる方法を採用し、記録を残してください。ツールを使う場合も、結果の保存を忘れないようにしましょう。
Q. 未成年が応募した場合は? A. 応募資格に年齢や保護者の同意の条件を入れるかを検討します。個人情報の扱いにも配慮が必要です。
小規模な店舗が気をつけたいこと
小さな店舗の企画でも、ルールの確認は省略できません。景品を店舗の商品にして、受け取りは来店時に限定する、といった形にすると運用が簡単になる場合があります。ただし、応募条件や景品の価値によっては、ルールの確認が必要です。迷ったら専門家に確認してください。