メディア/企業案件

企業案件の最初の1件をもらうには。小規模アカウントが用意したいメディアキットと提案の仕方

ショート動画編集部byNobiru AI
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フォロワーが多くなくても、企業案件に応募・提案することはできます。メディアキット(媒体資料)に入れる項目と、提案メールの書き方、数字の扱い方を解説します。

企業案件の最初の1件は、フォロワー数の多さより、「誰に、どんな内容で届けているアカウントか」が明確かどうかで決まりやすいと言われます。ただし、案件の獲得に確実な方法はありません。ここでは、提案や応募のときに役立つメディアキット(媒体資料)の作り方と、依頼を待つだけでなく自分から提案するときの考え方を整理します。報酬額や条件は企業ごとに異なるため、具体的な数字は示しません。

メディアキットとは何か

メディアキットは、自分のアカウントを企業に紹介する1〜2枚程度の資料です。企業の担当者は、多数の候補を比較するので、短時間で媒体の特徴が分かる資料があると、検討されやすくなります。スライドやPDF、あるいはメール本文だけでも構いません。大切なのは、見た人が「この人に依頼したらどんな投稿になるか」をイメージできることです。

メディアキットに入れる項目

次の項目を整理しておくと、そのまま提案にも使えます。

  • アカウントの名前、発信ジャンル、運営者のプロフィール
  • 視聴者の属性(分かる範囲で。プラットフォームの分析機能で確認できるもの)
  • 直近の再生数やエンゲージメントの傾向(期間を明記し、盛らない)
  • 過去の投稿の代表例3〜5本のリンクや画像
  • 対応できる内容(動画の本数、撮影、投稿、修正対応)
  • 連絡先と、返信にかかる目安の日数

数字は実際に確認できる範囲で、取得した期間とともに正確に書いてください。実績の誇張や、存在しない案件の実績は、信頼を失うだけでなく問題になり得ます。

小規模アカウントの強み

フォロワーが少なくても、特定のジャンルに絞った発信は、企業にとって的を絞った訴求になります。たとえば「一人暮らしの時短料理」「中小規模店舗の運営ノウハウ」のように、視聴者像が明確なら、商品との相性を説明しやすくなります。メディアキットでは、数の大小を競うより、視聴者との距離の近さやコメントの質といった強みを、事実に基づいて書きましょう。

提案メールの書き方

自分から提案する場合は、相手の商品やサービスを理解していることを示すのが第一です。長い自己紹介より、次の流れで簡潔にまとめます。

  • 挨拶と、自分のアカウントの簡単な紹介(2〜3行)
  • 相手の商品に関心を持った理由(実際の体験や、発信内容との接点)
  • どんな動画を作れそうか、具体的な企画案(1〜2案)
  • メディアキットの添付と、希望する進め方の確認

やってはいけない提案

「無料でいいので商品をください」とだけ書くのは、避けたほうがよいでしょう。商品提供を求めること自体が悪いわけではありませんが、投稿の内容や広告表示の扱いがあいまいなまま進むと、トラブルの原因になります。また、同じ文面を多数の企業に一括送信するのも、印象が良くありません。相手ごとに、内容を調整してください。

メディアキットの文面例

自己紹介部分の例です。「〇〇(アカウント名)です。一人暮らしの時短料理を、毎日1本のショート動画で発信しています。視聴者の中心は、仕事帰りに自炊したい20〜30代と感じています(プラットフォームの分析機能による)。使いやすい調理器具や食品を、実際に使った感想とあわせて紹介しています。」

このように、事実に基づく短い文章で十分です。数字を載せる場合は、確認した日と期間を添えます。盛った表現や、確認できない数字は載せないでください。

実績がまだないときの見せ方

案件の実績がない場合は、自主的に作った商品紹介の動画を、サンプルとして示します。実際に購入した商品を、広告ではない自分の企画として紹介した動画が数本あれば、依頼した場合のイメージを伝えられます。ただし、アフィリエイトなど報酬が絡む動画は、広告の表示を入れておきましょう。

提案の前に自分でやっておく準備

提案する企業の商品は、できるだけ事前に調べておきます。公式サイトで商品の特徴や価格帯、対象にしている顧客層を確認し、すでに他の投稿者がどんな形で紹介しているかも見ておきます。そのうえで、自分のアカウントならではの切り口を考えます。企業側から見て、「自社の商品をきちんと理解している」と伝わる提案は、返信される可能性が高まると言われますが、確実なことはありません。結果に一喜一憂せず、提案を重ねて学ぶ姿勢で臨みましょう。

提案後の進め方

提案を送ったあと、返信が来ない場合は、1〜2週間ほど時間を置いてから、短く再度連絡するのは問題ありません。ただし、頻繁に催促するのは避けます。返信がなくても、それは必ずしも断られたことを意味しません。ほかの企業にも並行して提案を続け、同時に、日々の投稿の質を高めることに集中しましょう。

提案から契約までの流れ

企業から返信があれば、条件のすり合わせに進みます。報酬、納期、掲載期間、修正の範囲、広告表示などを文書で確認します。条件に納得できなければ、断る選択肢もあります。最初の1件を急ぐあまり、不利な条件を飲まないようにしましょう。実績を積めば、2件目以降の提案もしやすくなります。