ランキング形式のショート動画台本。「TOP3」を飽きさせずに最後まで見せる順番
ランキング動画は、1位を最後に置くだけでは離脱されます。順位の決め方、3位から順に見せる間の作り方、基準の明示方法を例文つきで解説します。
ランキング形式の台本は、「基準を最初に一言で示し、3位から1位へ進み、各順位に理由を1つずつ付ける」の流れで作ると、最後まで見てもらいやすくなります。ただ並べるだけでは、1位を待たずに離脱されてしまいます。
基準を冒頭で伝える
ランキングで一番重要なのは、何の基準で並べたかです。「私が3か月使って選んだ」「コスパだけで比べた」「初心者向けの使いやすさ」など、基準を最初に示すと、順位の説得力が上がり、「なぜこれが1位なのか」という疑問も減ります。
基準が曖昧なまま順位を付けると、コメント欄で異論が出やすくなります。個人の感想や経験に基づく順位であることを明示すれば、批判にも落ち着いて対応できます。
売上や人気を示すランキングは、調査主体・時期・条件を示せる場合のみ使ってください。根拠のない「人気No.1」「売上1位」といった表現は避けます。
3位→2位→1位の台本の型
30〜45秒の台本では、次の配分が組みやすい形です。
- 導入(0〜4秒):基準と、1位の「ほのめかし」。「1位は意外なものです」など
- 3位(4〜14秒):名前、理由、一言の弱点
- 2位(14〜24秒):3位との違いを一言で。比較を入れる
- 1位(24〜40秒):理由を具体的に。使う場面や数字を添える
- 締め(40〜45秒):自分なら何を選ぶか。次のランキングの予告
飽きさせない工夫
1つ目は、順位ごとに画面の見せ方を変えること。順位の数字を大きく出すテロップに加えて、背景色やカットのテンポを少し変えると、区切りが分かりやすくなります。
2つ目は、順位ごとに同じ型で語ること。「名前→理由→弱点」の順に揃えると、聞き手が期待を持って見続けられます。
3つ目は、1位の理由を一番具体的に語ること。他の順位より情報量を増やし、動画全体の山にします。
例(文房具):「3位、油性ボールペン。にじみにくいのが理由。ただし、手が汚れやすい。2位、ゲルインクのペン。書き味がなめらか。1位は、消せるタイプ。理由は、書き直しが気軽にできるから」
例文:在宅ワークの便利グッズTOP3(約45秒)
導入:「私が半年使って選んだ、在宅ワークの便利グッズTOP3です。1位は、地味ですが手放せません」
3位:「ブルーライトカットのメガネ。目の疲れ方が違うと感じました。ただ、効果には個人差があります」
2位:「ノートパソコンスタンド。画面の高さが上がり、首が楽になりました。持ち運びには少しかさばります」
1位:「足置き。座り姿勢が安定し、長く座っても疲れにくくなりました。机の下に置くだけです」
締め:「あなたの1位はなんですか?コメントで教えてください」
基準(半年使った自分の感想)を最初に示し、各順位に弱点を1つ添えているので、広告のような印象になりません。
順位の決め方と透明性
順位を付ける前に、採点表を作りましょう。項目(価格、使いやすさ、耐久性など)を3〜4個決め、各5点満点で点数を付けるだけで十分です。点数の根拠が明確になり、コメントで理由を問われても説明できます。
同点になる場合や、基準によって順位が入れ替わる場合は、「基準を変えたら順位も変わります」と一言添えると誠実です。順位は個人の感想に基づくものであることを、概要欄にも書いておくと誤解を防げます。
ランキングが飽きられたときの切り替え方
ランキング形式は便利ですが、毎回同じ形だと飽きられます。変化をつける方法として、「ワースト」ではなく「選ばなかったもの」として紹介する、条件別(予算別、場面別)に3つずつ出す、視聴者の投票で順位を決める、といった展開があります。ただし、特定の商品を悪く言う形式は、トラブルを招きやすいので慎重に扱いましょう。
また、順位の理由に使う自分の経験を、毎回1つ新しく入れると、同じ型でも内容の鮮度を保てます。
ランキング台本の最終チェック
- 冒頭で基準を一言で伝えているか
- 各順位の説明の長さが揃っているか(1位だけ極端に長くなっていないか)
- 弱点や注意点を各順位に入れたか
- 他社を貶める言い方や、根拠のない最上級表現がないか
- 広告・提供を受けた商品が含まれる場合、その旨を表示したか
- 締めで次の行動を1つだけ示したか
ネタ選びと注意点
ランキングは、「3つ」「5つ」と数が決まっているので、ネタ切れしにくい形式です。ただし、公平性の観点から、特定の商品・店舗・人物をランキングにする場合は、事実と感想を分け、他社を不当に貶める言い方は避けてください。
広告や提供を受けている商品を含める場合は、その旨を明示しましょう。提供の有無で順位を左右すると、視聴者の信頼を失います。基準は一貫させ、台本を書く段階で採点表を作っておくと、説明がしやすくなります。