60秒ショート動画の台本は5章で組む。ダレずに見られる構成と配分例
60秒は15秒の4倍ではありません。章を5つに分け、各章に小さな山を作ると最後まで見てもらいやすくなります。配分と例文つきで解説します。
60秒の台本は、「5つの章」に分けて、それぞれに小さな見どころを置くと組みやすくなります。15秒や30秒と違って、60秒は同じ調子で話し続けると中だるみが起きやすい尺です。内容を増やすより、展開の変化を作ることを意識してください。
60秒向きのテーマとは
60秒に向いているのは、手順があるもの、理由の説明が必要なもの、体験談のように流れがあるものです。一言で終わる豆知識は30秒以内で十分で、無理に伸ばすと水増しになります。
判断の目安は、「結論を1文で言えるか」「その結論を支える材料が3つ前後あるか」です。材料が1つしかないなら短尺に、5つ以上あるなら2本に分けることを検討しましょう。
5章の配分例
秒数は目安ですが、次の形が汎用的です。
- 第1章 つかみ(0〜5秒):結論か、見るメリットを先に出す
- 第2章 状況説明(5〜15秒):なぜその話をするのか、誰の悩みなのかを一言で。長引かせない
- 第3章 本題その1(15〜35秒):理由や手順の前半。具体例を1つ入れる
- 第4章 本題その2(35〜52秒):後半、または意外な事実や失敗談。ここで展開に変化をつける
- 第5章 締め(52〜60秒):要点を一言でまとめ、次の行動を1つ示す
第3章と第4章で口調や画面の見せ方を変えると、中盤の離脱を抑えやすくなります。
例文:初めての一人暮らしの家電選び
つかみ:「一人暮らしの家電、全部そろえると損をしがちです。先に買うものは3つだけで足ります」
状況説明:「引っ越し前は不安で、あれもこれもと買いがちですよね」
本題その1:「まず必須なのは、冷蔵庫、洗濯機、照明。生活が止まるものから順に決めます。照明は、物件に付いていることも多いので契約前に確認です」
本題その2:「電子レンジやドライヤーは、実際に暮らしてから買っても間に合います。私は最初に買って、使わなかった物がありました」
締め:「先に3つ、あとは暮らしながら。優先順位のリストは固定コメントにまとめます」
ここでは「3つ」と言いながら、細部は短く切っています。60秒は、全部を説明する場ではなく、判断の軸を渡す場です。
60秒で情報を詰めすぎないための3つの目安
60秒あると、つい情報を増やしたくなります。そこで、次の目安を持っておくと安心です。1つ目は、主張は1つ、根拠は3つまで。2つ目は、数字や固有名詞は全体で5個程度までに抑える(これは運用者の間で言われる経験則で、絶対の基準ではありません)。3つ目は、同じ章の中で話題を変えない。
もし書いているうちに主張が2つに増えたら、そこで台本を分割するサインです。1本目で結論と理由、2本目で応用と失敗例、のように分けると、各動画の密度が保てます。シリーズ化すれば、「続き」を見てもらう導線にもなります。
書き終えた後の確認ポイント
完成した台本を、各章ごとに「この章がなくなったら困るか」と問います。なくても困らない章は削るか、他の章に統合します。次に、章と章のつなぎの一文を確認します。「ここからが本題です」「ところで」「そのうえで」などの短い接続が、聞き手に流れを感じさせます。
最後に、通しで読んで時間を測ります。60秒を超えたら、最後の章の補足から削ります。ショート動画のプラットフォームが許す最大の長さは変更されることがあるため、60秒以上で投稿する場合は、最新の仕様を公式ヘルプで確認してください。
60秒台本の仕上げ:章ごとの「見せ場」を決める
各章に、画面か言葉の見せ場を1つずつ置くと、中盤の単調さが解消します。見せ場とは、数字のテロップが大きく出る場面、意外な事実が明かされる場面、実演の映像が入る場面などです。台本の余白に「ここが見せ場」と書き込み、全5章のうち少なくとも3章に見せ場があるかを確認します。
また、章の冒頭の一文を、前の章との対比で書くと流れが生まれます。「ここまでは準備。ここからは実践です」のように、役割が切り替わったことを聞き手に伝えましょう。これだけで、同じ内容でも聞きやすさが変わります。
中だるみを防ぐ小技
中盤で離脱が増えるなら、次の工夫を試してください。1つ目は、章の切れ目で画面を切り替えること。2つ目は、「ここからが本題です」「意外なのはここ」といった、予告の一言を入れること。3つ目は、同じ構文を3回以上続けないことです。
また、台本を書き終えたら、各章を一文に要約してみてください。要約が似た内容になる章があれば、そこは重複です。統合して、その分を具体例に回すと密度が上がります。
視聴維持率の見え方は、YouTube Studioなどのアナリティクスで確認できます。数字の読み方は変わりやすいので、各サービスの公式ヘルプも参照してください。
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