商品紹介の「使ってみた」動画の撮り方。実演シーンで信頼されるカット構成と撮影手順
商品紹介では、使っている様子を見せる実演シーンが信頼の決め手になります。外箱から実演、仕上がりまでのカット構成と、スマホでの撮影手順を解説します。
商品紹介の動画で視聴者が一番知りたいのは、実際に使うとどうなるのか、です。そのため、スペックの説明より、使っている様子を見せる実演シーンを中心に構成するほうが、信頼されやすくなります。ここでは、実演を軸にしたカット構成と、スマホで撮る際の手順を具体的に解説します。
カット構成の基本の流れ
30〜45秒程度の動画を想定した流れの例です。秒数に決まりはなく、商品に合わせて調整してください。
- 冒頭:どんな場面の悩みか(例:朝の準備が間に合わない)を一言で示す
- 商品の全体像:パッケージや外観をさっと見せる
- 実演:実際に使う過程を、手元を中心に見せる
- 結果:使った後の状態を確認する
- 正直な一言:気になった点と、向いている人を伝える
- 案内:詳細の確認先とPR表記
実演シーンを撮るときのコツ
実演は、最初から最後まで途切れなく見えることが信頼につながります。編集で飛ばしすぎると、都合のよい部分だけを見せている印象になります。時間のかかる工程は、「約◯分かかりました」と字幕で補い、早送りにした場合は「早送りしています」と明示しましょう。
撮影のときは、手元がはっきり映る真上または斜め上からの固定カメラが基本です。三脚やスマホスタンドで固定し、手が画面の外に出ないように範囲を確認しておきます。光は窓の近くなど自然光を使うと、商品の色が実物に近く見えます。
見せ方で誤解を生まないために
実演の見せ方によっては、効果を実際より大きく見せてしまうことがあります。照明や角度で、色や質感を強調しすぎない。ビフォーアフターは、同じ条件で撮影する。こうした配慮が必要です。
たとえば掃除用品なら、汚れの量が違う箇所で比較すると不公平になります。同じ条件で撮った映像であることを字幕で添えると、納得感が増します。誇張しない見せ方は、景品表示法の観点でも大切です。
撮影前のチェックリスト
撮影日に慌てないよう、事前に次の点を確認します。
- 商品の取扱説明書を読み、正しい使い方を確認した
- レンズの汚れを拭き、画質を確保した
- 撮影に使う場所の背景を整理した
- 実演に必要な消耗品(水、食材、試用品など)を用意した
- 安全に関わる商品は、手順を守って撮影する
- 最初のテストで音声と映像を確認した
音声と字幕の入れ方
実演動画では、音声での説明が重要です。実演の最中は、手元の動きと説明のタイミングを合わせます。撮影中に話すと、噛んだり間が空いたりすることがあるため、実演を無音で撮ってから、ナレーションを後入れする方法もあります。
字幕は、作業の工程名と、数値で示せる情報(時間、量、重さなど)を中心に入れます。音を出せない環境で見ている人も多いため、字幕だけで実演の流れが伝わるようにしておくと、離脱が減ります。ただし、数値は実際に計測した値だけを書き、目安として話す場合はその旨を添えてください。
台本の例:30秒の実演動画
台本の一例です。商品は卓上の小型ハンディ掃除機を想定しています。商品の名称は仮のものです。
冒頭(0〜3秒)「デスクの消しゴムのカス、毎回拭くのが面倒じゃないですか」。実演(3〜20秒)「実際に消しゴムのカスをまいて、吸い取ってみます」と手元を見せながら実際に吸わせる。結果(20〜25秒)「こんなふうに残らず…とまではいきませんが、机の上はかなりきれいになりました」。正直な一言(25〜30秒)「ただ、パワーは控えめなので、大きなごみには向いていません。広告を含みます」。このように、実演の事実と限界の両方を入れると、信頼感のある流れになります。
失敗しやすい例
実演動画でよくあるのは、手元が暗くて何を使っているのか分からない、商品を持った手で商品名が隠れる、実演が長すぎて途中で離脱される、といった失敗です。長い工程は、最初と最後が分かるカットを残し、途中を短縮して「5分ほど」と補足する方法が使えます。明るさとピントは、撮影前に必ず試し撮りで確認してください。
商品ジャンル別の実演のポイント
ジャンルによって、見せる場所が変わります。調理器具や食品は、調理の工程と仕上がりを、同じ画角で連続して見せると理解されやすいです。収納用品やインテリアは、使う前の状態と使った後の状態を同じ場所で撮ります。ガジェットは、画面や操作の様子が見えるように手元を寄せます。いずれも、使用時間の長い商品は、使い始めと一定期間後の様子を分けて撮ると、耐久性への感想も伝えられます。
撮り直しやNGカットの扱い
実演で失敗したときは、そのまま使うか撮り直すか迷います。失敗した事実が商品の使いにくさを示す場合は、隠さずに伝えるほうが誠実です。自分の操作ミスなら撮り直して構いません。ただし、不具合を隠して良い面だけを見せると、レビューの信頼を損ないます。
台本を事前に整えておくと、撮影の効率が上がります。Nobiru AIの台本添削では、実演シーンの順番や言い回しの確認ができるので、撮影前の準備に使ってみてください。
この記事に関連する機能
台本添削を見る