店舗のショート動画ネタが尽きたら。普段の仕事から30本分を拾う切り口一覧
ネタ切れに悩む店舗向けに、普段の仕事・お客様の質問・道具・失敗談などから動画のネタを見つける切り口を一覧で紹介し、撮り方も解説します。
店舗のショート動画のネタは、特別な企画を考えるよりも、普段の仕事とお客様の質問を拾うほうが早く、続けやすいです。ネタが尽きたと感じるときは、『お客様から何度も聞かれたこと』『毎日やっている作業』『やめたこと・始めたこと』に目を向けてみてください。この記事では、切り口を一覧にして、すぐ使える形にします。
お客様の質問から拾う
最も確実なネタは、お客様に何度も聞かれる質問です。同じ質問が複数回出るなら、同じ疑問を持つ人は他にもいると考えられます。回答を30秒で動画にすれば、予約前の不安解消にもなります。
質問は、レジ横のメモや、スタッフの共有ノートに書き留めておきます。1週間続けるだけでも、動画にできる質問が5〜10個たまることが多いです。回答は専門用語を避け、お客様に話しかけるように言います。
- よく聞かれる質問(営業時間、予約、持ち物など)
- 初めての人がつまずくこと
- 間違えやすい選び方
- お客様からの感謝の声(許可を得て)
毎日の作業・道具・準備を見せる
仕込み、開店準備、掃除、道具の手入れ、仕入れなど、毎日やっている作業は、お客様が見ることのない裏側です。作業の裏側は、見る人にとって新鮮で、店の誠実さが伝わります。
道具の紹介も有効です。『この道具は、こういう理由で選んでいます』と一言添えるだけで、専門性が伝わります。撮影は営業の準備時間に、スマホを固定して流すだけでよく、編集の手間もかかりません。
- 開店前の準備の流れ
- 道具・材料のこだわりを一言
- 仕入れや納品の様子
- 閉店後の片付け・掃除
失敗談・やめたこと・変えたこと
成功談より、失敗談や変更の理由のほうが、信頼を得られることがあります。『以前はこうしていたけれど、お客様の声をきっかけに変えました』という話は、店が成長している印象を与えます。
ただし、お客様のクレームや個人が特定できる話は出さず、店の改善として語れる範囲にとどめます。失敗の原因と対策をセットにして話すと、見た人にも役立つ内容になります。
季節・曜日・時間帯のネタ
季節の商品、イベント、天候、曜日ごとのおすすめなどは、毎年繰り返し使えます。『今週のおすすめ』『雨の日限定』といった枠をシリーズにすると、考える手間が減ります。
1年分のカレンダーを作り、月ごとにネタの候補を書き込んでおくと、直前に慌てずに済みます。年中行事は検索されやすいため、早めの準備が有利になりやすいと考えられます。
- 月ごとのイベント・季節の商品
- 曜日ごとの定番企画(例:金曜のおすすめ)
- 天候別の過ごし方・おすすめ
- 新商品・新メニューの紹介
ネタを記録して、毎週回す仕組み
ネタを思いついたときに、スマホのメモに書き込む習慣をつけます。ネタの形式は『誰に』『何を』『一言』の3つだけで十分です。週に1度、メモから2〜3本を選び、撮影の予定を入れます。
ネタを選ぶ基準は、『撮りやすいか』『お客様に役立つか』『店らしさが出るか』の3つです。この3つを満たすものから優先して撮ると、疲れにくく、動画の質も保てます。
お客様の個人情報や、他店・他社を批判する内容は、ネタとして使わないようにしてください。
ネタ帳テンプレートの例
メモの書き方の例を挙げます。『誰に:初めて来る人/何を:予約の流れ/一言:電話でも店頭でもOK』『誰に:常連さん/何を:新メニューの試作/一言:まだ悩んでいる』のように、1行で書いておけば、後で台本にするときに迷いません。1つのネタから、質問形式、手順形式、体験談形式と、切り口を変えて複数の動画にすることもできます。
ネタの台本例:お客様の質問を動画にする(約25秒)
『よく聞かれる質問』を動画にした台本の例です。業種に関係なく使える型として置きます。
【冒頭】『初めてのお客様に、よく聞かれることがあります』。【質問】『予約なしでも入れますか?ですよね』。【回答】『平日の昼間なら、空いていればそのままご案内できます。混みやすい週末は予約をおすすめします』。【補足】『当日の空き状況は、電話でもお答えします』。【締め】『ほかに気になることがあれば、コメントで聞いてください』。
最後にコメントで質問を募る形にすると、次のネタが集まります。ただし、コメントの質問に答えるときは、個人情報や他のお客様の話を出さないよう注意します。
ネタが続かないときの考え方
ネタが尽きるのは、毎回新しいことを探しているからです。同じネタでも、切り口を変えれば何本も作れます。たとえば、1つの商品を『選び方』『お手入れ』『使い方』『失敗しやすい点』の4本に分けられます。
また、一度作った動画の反応を見て、反応が良かったテーマを深掘りするのも効果的です。再生や保存が多かった動画の続編を作ると、テーマがぶれず、見る人も増えやすくなります。