メディア/リール制作

リールのテロップ位置とセーフゾーン。上14%・下35%・左右6%を避ける配置術

ショート動画編集部byNobiru AI
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リールで文字が見切れる原因は、ボタンやキャプションとの重なりです。Meta公式の余白(上14%・下35%・左右6%)をpxに換算し、要素別の置き場所と投稿前の確認手順をまとめました。

結論から言うと、リールのテロップは「上から約14%、下から約35%、左右それぞれ約6%」を避けた内側に置くのが、現時点で最も根拠のある目安です。この数字はMetaがリール広告向けに公式に案内している値で、1080×1920pxの画面に換算すると、上約269px・下672px・左右約65pxの余白にあたります。

ただし、公式に数値が出ているのは広告です。広告ではない通常のリール投稿について、同じ精度の公式数値は確認できませんでした。そこでこの記事では、公式値を出発点にして、自分の端末と実際のキャプションで確かめる手順までを一続きで示します。

読み終えたときに、テロップを置く場所を数字で決められ、投稿前に何を見ればよいかが分かる状態を目指します。

公式に確認できる数値と、確認できない数値

Metaの広告ガイドには、Instagramリール広告について、アセットの上部約14%、下部約35%、両サイド約6%の範囲にテキストやロゴなどの重要な要素を置かないよう案内するページがあります。画像広告のページでも、動画広告のページでも、同じ比率が示されています。広告の推奨比率は9:16です。

一方、リール広告の概要ページには「主要なメッセージをセーフゾーンに収める」という趣旨の案内と、確認用のテンプレートの存在が書かれていますが、そのページ自体には%の数値はありません。数値は上記の広告ガイドのページで確認する形になります。

通常の投稿については、画面上のボタンやキャプションの位置を公式がpx単位で示した資料は、今回の調査では見つかりませんでした。したがって「通常投稿でも必ずこの範囲」とは言えません。広告の値を、通常投稿の目安として借りるという位置づけで使うのが誠実です。

確認状況の整理(2026年10月28日時点)
項目確認状況書き方
上14%・下35%・左右6%Meta広告ガイドで確認公式の推奨値(広告)
1080×1920pxでのpx換算上記%からの計算約269/672/65px
通常投稿の余白の公式数値確認できず広告値を目安に実機で確認
端末ごとの見え方の差公式の数値なし余白を多めに取り実機確認
キャプション長による重なり公式の数値なし実際の文章で確認

数字はアプリの更新で変わる可能性があります。最新の値は、末尾の出典に挙げたMeta公式ページで確認してください。

数値をpxに換算して、使える形にする

%のままでは編集アプリで使いにくいので、1080×1920pxのキャンバスで換算します。上は1920×0.14で約269px、下は1920×0.35で672px、左右は1080×0.06で約65pxです。残る安全な領域は、幅が1080−65×2で約950px、高さが1920−269−672で約979pxになります。

高さの約35%を下に取られるのは、思ったより大きいはずです。画面の下の3分の1近くは、アカウント名やキャプション、音源の表示などに使われる前提で空けておく、という考え方になります。

解像度を変えて書き出す場合は、px数ではなく%で考えてください。たとえば1440×2560pxなら、上約358px、下896px、左右約86pxが同じ比率にあたります。

  • 上:画面の高さの約14%(1080×1920なら約269px)
  • 下:約35%(672px)
  • 左右:幅の約6%(約65px)
  • 残りの安全領域:約950×979px

要素ごとの置き場所の考え方

安全領域の中でも、要素によって適した場所は違います。目線が最初に向かうのは画面の中央から少し上なので、冒頭のフック(最初の一言)は安全領域の上寄りに置くと、読まれやすく、下のUIにも被りません。

字幕は、安全領域の下端に張り付けず、少し上に余裕を持たせます。安全領域の下端は、あくまでぎりぎりの境界です。表示の揺れを考えると、境界の少し内側のほうが安心です。

価格やCTAなど、読まれなければ意味のない情報は、境界から離した中央付近に置きます。ロゴや社名は、安全領域の隅に置くと端末によっては近すぎるので、少し内側に寄せます。

要素別の置き場所の目安
要素置き場所理由
冒頭のフック安全領域の上寄り最初に読まれ、下のUIに被らない
説明用の字幕中央〜下端の少し内側下端ぎりぎりは揺れで隠れやすい
価格・日付・CTA中央付近読まれないと意味がない情報
ロゴ・社名安全領域の隅の少し内側境界に近いと切れる恐れ
補足の小さな注記安全領域内、できれば短く小さい文字は隠れると致命的

置き場所を決める判断フロー

迷ったときは、次の順番で決めると判断がぶれません。順番に当てはめていくだけで、置き場所が決まります。

  • 1. その動画は広告か通常投稿かを決める。広告なら、公式の14/35/6を必ず守る
  • 2. 通常投稿なら、まず同じ14/35/6を目安にして、安全領域の枠を作る
  • 3. 読まれなければ困る文字だけを、安全領域の中央寄りに置く
  • 4. 投稿画面で、実際のキャプションを入れてプレビューを見る
  • 5. 重なりがあれば、文字を上げるか、行数を減らす。余白を削る方向には動かさない
  • 6. 別の端末でも確認できるなら、もう一度見る

迷ったら余白を増やす方向に倒すのが安全です。余白が多すぎて困ることは、見切れて困ることより少ないためです。

ガイド枠を作って編集に使う手順

多くの編集アプリでは、透明な画像を重ねる機能があります。まず、1080×1920pxの画像を用意し、上269px、下672px、左右65pxの範囲を半透明の色で塗ります。中央の約950×979pxは透明のままにします。これがガイド枠です。

次に、編集アプリのいちばん上のレイヤーとして、このガイド枠を動画の全長に重ねます。テロップは、色の付いた範囲にはみ出さないように配置します。ガイド枠をテンプレートとして保存しておけば、次回以降はそのまま使えます。

最後に、書き出す前にガイド枠のレイヤーを必ず非表示にします。消し忘れると、動画に色の帯が映ったまま投稿されてしまいます。書き出したあとで、一度プレビューを再生して、枠が残っていないかを確認してください。

  • 1. 1080×1920pxの画像を作る
  • 2. 上269px・下672px・左右65pxを半透明の色で塗る
  • 3. 最上位のレイヤーとして全長に重ねる
  • 4. テロップを透明な部分の内側に置く
  • 5. 書き出し前にガイドを非表示にする
  • 6. 書き出し後に、枠が残っていないかを再生で確認する

投稿前チェックリスト

編集アプリの画面では、実際のUIが映像に重ならないため、見え方が違います。投稿画面まで進み、キャプションを入れた状態で確認するのが基本です。次のチェックリストを、そのまま使ってください。

  • キャプションを本番の文章で入力したか
  • 下部の字幕が、アカウント名やキャプションに重なっていないか
  • 右側のボタンの列に、文字や顔が被っていないか
  • 上部の表示に、見出しが隠れていないか
  • 文字の端が画面の端に近すぎないか
  • 一時停止して、静止した状態でも読めるか
  • ガイド枠のレイヤーを消したか

ケース別の推奨配置

動画の種類によって、重要な文字の量が違います。ケースごとの考え方を整理します。

会話や解説の動画は、字幕が連続して出るので、字幕の位置を安全領域の下寄りに固定し、1画面2行以内に収めます。手順を見せる動画は、手元の映像を隠さないよう、文字は上寄りに置き、短い一言にとどめます。商品紹介や告知は、価格や日付を中央付近に大きく置き、補足は短くします。

広告として出す場合は、安全領域に収めることが公式にも求められているので、特に厳密に守ってください。

動画タイプ別の推奨
動画タイプ文字の主な置き場所注意点
会話・解説下寄りの安全領域内1画面2行以内
手順・レシピ上寄り手元の映像に重ねない
商品紹介・告知中央付近価格と日付は大きく
広告公式の14/35/6の内側厳密に守る

よくある失敗と対処

最も多いのは、字幕を画面の下端に置いてしまうことです。編集アプリの画面では見えていても、実際の画面ではキャプションなどに被ります。対処は、字幕を安全領域の中に上げることです。

次に多いのは、キャプションを入れる前にプレビューを確認して、問題なしと判断してしまうことです。キャプションが長いと、下の表示が大きくなるため、本番の文章で確認します。

また、スマホの標準の画面比率と違う素材をそのまま使うと、上下や左右に余白ができたり、切り取られたりします。9:16で作るのが基本で、広告の推奨も9:16です。横長の素材を使うときは、背景を別の映像で埋めたうえで、文字は安全領域の内側に置いてください。

文字の色が背景に溶けるのも失敗の元です。縁取りや帯を付けて、どんな映像の上でも読めるようにします。

自分のデータで確かめる検証のやり方

通常投稿の余白は公式の数値がないため、自分で確かめるのが確実です。ガイド枠を付けた確認用の動画を用意し、非公開の状態や下書きの状態で、投稿画面のプレビューに読み込みます。アプリの更新の後にも、同じ確認を一度行うと、変化に気づけます。

確認用の動画には、画面の四辺に近い位置に文字を置いておきます。プレビューで、どの位置から文字が隠れ始めるかを見れば、自分の端末での境界が分かります。それを、公式の14/35/6と比べてください。公式の値より内側で隠れるなら、余白を増やします。

端末が複数あるなら、画面の大きさの違う2台で見比べてください。同じ動画でも、端が近いと切れ方が変わります。

  • 確認用の動画に、四辺の近くに文字を置く
  • 投稿画面のプレビューで、隠れ始める位置を確かめる
  • 公式の14/35/6と自分の結果を比べる
  • 結果を、ガイド枠の数字に反映させる
  • アプリの更新後にも、同じ確認を行う

字幕を自動生成した場合の注意

字幕を自動で作るツールは便利ですが、標準の位置のまま書き出すと、下のUIに被ることがあります。生成したあとで、位置と改行を調整してください。固有名詞や数字は誤りやすいので、再生しながら読み合わせます。

字幕の文字数が増えると、行が増えて下に伸びます。行数を2行以内に抑えるよう、文を短く区切るのがコツです。ガイド枠をテンプレートにしておくと、生成後の調整も早くなります。

Nobiru AIの字幕生成を使う場合も同じで、生成後に位置を安全領域へ寄せる調整は、自分で行ってください。

縦横比とトリミングで見切れるケース

UIとの重なりとは別に、素材の縦横比が原因で文字が切れることもあります。リール広告の推奨は9:16で、通常投稿でも9:16で作るのが基本です。9:16でない素材は、上下や左右に余白ができたり、表示のときに切り取られたりする可能性があります。

対処は、書き出しの段階から9:16(1080×1920pxなど)でキャンバスを作り、素材をその上に配置することです。横長の素材を使うなら、背景を拡大してぼかした映像で埋め、文字は前述の安全領域の内側に置きます。

対応する縦横比の範囲や、表示の細かい仕様は、Instagramヘルプの「リールのサイズと縦横比」のページで最新の内容を確認してください。この記事では、本文を直接確認できていない仕様を断定しません。

  • キャンバスは9:16で最初から作る
  • 素材が9:16でないときは、背景を埋めてから文字を置く
  • 文字は安全領域の内側に置く
  • 書き出し後に、端が切れていないかをプレビューで見る

アプリの更新やデザイン変更への備え方

画面のUIは、アプリの更新で変わることがあります。ある時期に問題なかった配置が、更新後に被り始める可能性もあります。そのため、数字を一度決めて終わりにせず、定期的に確認する運用が向いています。

具体的には、ガイド枠の画像に作成日と根拠(Meta広告ガイドの14/35/6)を書いたメモを添えて保管しておき、アプリの大きな更新があったときに、確認用の動画でもう一度プレビューを見ます。差があれば、ガイド枠の数字を直して、テンプレートを入れ替えます。

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