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エンゲージメント率の計算方法は?ショート動画で使う3つの式と、数字の読み方

ショート動画編集部byNobiru AI
約6分で読めます

エンゲージメント率は「反応の合計÷分母」で求めますが、分母を再生数にするかリーチにするかで値が変わります。式の選び方と、数字を読むときの落とし穴を解説します。

エンゲージメント率とは、動画を見た人(または表示された人)のうち、いいね・コメント・保存・共有などの反応をした人の割合です。基本の式は「反応の合計 ÷ 分母 × 100」ですが、分母を何にするかで、同じ動画でも数字が変わります。結論として、自分の中で「どの式を使うか」を1つに固定し、同じ式で過去の投稿と比べるのが、いちばん実用的です。

エンゲージメントに含める「反応」を決める

まず、分子に何を入れるかを決めます。一般的には、いいね、コメント、共有、保存が含まれます。プラットフォームによっては、プロフィールへの移動や、フォローも反応として扱われます。ここで大切なのは、足し算に使う項目を自分で固定することです。ある投稿ではいいねだけ、別の投稿では保存まで入れる、というやり方では、比較ができません。

また、反応ごとに「重み」が違う点も意識してください。いいねは押しやすい反面、軽い反応です。保存や共有は、後で見返したい、誰かに伝えたいという気持ちが必要なので、行動としては重いと言われます。合計に入れるのは構いませんが、内訳も見るようにしてください。

  • いいね:軽い反応。数は集まりやすい
  • コメント:感想や質問。内容まで読むと改善のヒントになる
  • 保存:見返したい価値がある印と考えられる
  • 共有:他の人に伝えたい内容かどうかの目安

分母の違いで使う3つの式

分母の選び方には、主に3つあります。1つ目は「再生数(視聴回数)」を分母にする式です。「見た人のうち、どれだけ反応したか」を表し、動画の内容の質を見るのに向いています。2つ目は「リーチ(届いた人数)」を分母にする式です。見ていない人も含むため、数字は小さくなりますが、届いた規模に対する反応の割合を測れます。3つ目は「フォロワー数」を分母にする式です。既存ファンの反応の強さを見るもので、おすすめ経由で多く届いた動画には向きません。

計算例を見ましょう。ある動画の再生が2,000回、いいねが60、コメントが5、保存が15、共有が10だったとします。反応の合計は90です。再生数を分母にすると90÷2,000で4.5%になります。リーチが2,500人なら90÷2,500で3.6%、フォロワーが500人なら90÷500で18%です。同じ動画でも、18%と3.6%では見え方がまったく違います。数字が高く見える式を選びたくなりますが、目的に合った式を選ぶことが大切です。

エンゲージメント率を読むときの3つの落とし穴

1つ目は、母数が少ない場合のぶれです。再生が50回で5件の反応があれば10%ですが、これは偶然の影響が大きく、判断材料としては弱いです。2つ目は、おすすめで大きく伸びた動画は、興味が薄い人にも届くため、率が下がりやすい点です。率が下がったからといって、必ずしも内容が悪くなったわけではありません。3つ目は、キャンペーンや「コメントしてね」の呼びかけで増えた反応は、通常の反応と性質が違う点です。

対策として、動画を比べるときは、公開から同じくらいの日数が経った時点の数字を揃えてください。公開直後と1か月後では、数字の意味が違います。また、率とあわせて、反応の件数(絶対数)も見て、どちらも極端に小さくないか確認します。

エンゲージメント率を記録するシンプルな表の作り方

式を決めたら、表計算ソフトなどで、1本ごとに「公開日」「再生数」「反応の合計」「率」「テーマ」「冒頭の型」を並べます。公開から7日後の数字を記録する、と日数を揃えるのがコツです。10本たまったら、率の高い順に並べ替え、上位3本と下位3本を比べます。

比べるときは、数字より先に動画を見直してください。上位の動画は、冒頭がすぐ本題に入っているか、保存したくなる具体的な情報があるか、コメントしたくなる問いかけがあるかを確認します。下位の動画は、逆の特徴がないかを探します。この作業を月1回続けると、自分のアカウントで反応が出やすい型が見えてきます。数字を記録すること自体が目的にならないよう、必ず「次に試すこと」を1行メモしてください。

反応が少ないときに優先して直す順番

エンゲージメント率が低いとき、いきなり「コメントしてね」を増やすのは得策ではありません。まず冒頭で見てもらえているか(維持率)、次に動画の最後まで残っているか、そのうえで反応する理由があるか、の順に確認します。反応する理由とは、役立つ情報で保存したくなる、意見が分かれる話題で一言言いたくなる、友達に見せたくなる、などです。

保存を増やしたいなら、手順や一覧など、後で見返す価値のある情報を入れます。共有を増やしたいなら、「これ、〇〇な人に教えたい」と思える共感の要素を入れます。呼びかけの言葉は1つに絞り、動画の内容と自然につながる形で伝えてください。

運用での使いどころと、目安の考え方

「エンゲージメント率は何%が普通か」は、ジャンル・アカウント規模・式によって変わるため、断定はできません。目安として使えるのは、あなた自身の直近10本の平均です。平均より高い動画と低い動画を並べ、冒頭の入り方、テーマ、尺、誘導の言葉のどこが違うかを書き出してください。高かった動画の特徴を次の企画に1つだけ取り入れ、その結果を次回の数字で確かめる。この繰り返しが、数字を改善につなげる基本の流れです。

最終的に何のために反応を増やしたいのかも、決めておくとぶれません。来店やフォローが目的なら、エンゲージメント率より、プロフィールへの移動率やリンクの押され方を優先して見るほうがよい場合もあります。

エンゲージメントを増やすために、購入を条件にしたコメント投稿の依頼や、不自然なやり取りで反応を集めることは、各サービスの規約に反する場合があります。公式のルールを確認し、自然な反応を促す範囲にとどめてください。

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