メディア/用語解説

コンバージョン(CV)とは?ショート動画運用で「何を成果」にするかの決め方

ショート動画編集部byNobiru AI
約6分で読めます

コンバージョンは、動画を見た人が起こしてほしい行動(予約、問い合わせ、購入など)に至ったことです。小規模運用で何をCVに設定するか、決め方と数え方を解説します。

コンバージョン(CV)とは、サービスの運営者が「してほしい」と考える行動を、見た人が実際に行ったことを指します。ネットショップなら購入、店舗なら予約や来店、個人の発信ならメルマガ登録や公式LINEの追加などです。ショート動画の運用では、再生数やフォロワー数だけを追うと成果が見えにくくなるため、まず「自分にとってのコンバージョンは何か」を決めることが出発点になります。

コンバージョンは「最終的なもの」と「途中のもの」に分ける

コンバージョンには、最終ゴールだけでなく、その手前の小さなゴールも含めて考えると使いやすくなります。最終ゴールは売上や予約ですが、そこに至る前に、プロフィールの閲覧、リンクのクリック、LINE登録、といった段階があります。これらを「マイクロコンバージョン」と呼ぶこともあります。

小規模なアカウントでは、最終ゴールの数が少なく、数字が安定しません。月に予約が2件しかなければ、それだけを追っても改善の材料になりにくいのです。そこで、手前の段階(リンククリック、LINE登録など)を数えて、どこで人が減っているかを見ます。この考え方なら、少ない数でも改善点が見つかります。

  • 最終CV:予約、購入、問い合わせ、来店
  • 中間CV:LINE登録、メルマガ登録、資料請求
  • 手前の行動:プロフィール閲覧、リンククリック、保存

コンバージョン率(CVR)の計算と具体例

コンバージョン率(CVR)は「成果の数 ÷ 母数 × 100」で求めます。母数に何を置くかは、見たい段階で変わります。たとえば、プロフィールのリンクが300回クリックされ、そのうち9人が予約したなら、リンク経由のCVRは3%です。動画が10,000回再生され、そこから9人が予約したなら、再生に対する割合は0.09%です。

どちらが正しいということはなく、段階ごとに見る目的が違います。再生からリンククリックまでは動画側の課題、クリックから予約まではリンク先の課題、と切り分けられます。たとえば、クリックは多いのに予約が少ないなら、リンク先ページの分かりやすさや予約ボタンの位置を見直す必要があります。動画を作り直す前に、問題がどこにあるかを確かめてください。

数え方の工夫:数字が取れない場合の代替

ショート動画では、動画からの成果を正確に測りにくいことがあります。そんなときは、完全な計測を目指さず、近い代替手段を使います。URLに計測用の識別をつける、予約時に「どこで知りましたか」を聞く、割引コードを動画専用にする、などです。来店型の店舗なら、レジでの声かけや、予約フォームの選択式の質問が現実的です。

ただし、個人情報の取り扱いには注意が必要です。質問を増やしすぎたり、必要以上の情報を集めたりすると、離脱の原因にもなります。収集する項目は、必要最低限にとどめてください。

計測に使うツールや、個人情報を取得する仕組みについては、各サービスの規約と、プライバシーポリシーの記載内容を確認してください。

やりがちな失敗例

よくある失敗は3つあります。1つ目は、CVを決めずに動画を作り続け、成果が評価できなくなることです。2つ目は、CVを多く設定しすぎて、動画の最後の誘導が「フォローも、保存も、予約も」と散らかってしまうことです。誘導は1動画に1つに絞りましょう。3つ目は、CVの数だけを見て、中間の段階を見ないことです。

たとえば、月の予約が0件でも、リンククリックが増えているなら、動画は機能し始めている可能性があります。逆に、再生が増えているのにクリックが全く増えないなら、誘導の言葉か導線を疑います。最終成果だけでなく、途中の数字も見て、原因を切り分けてください。

導線の組み立て方:動画からCVまで

コンバージョンまでの流れは、「動画を見る→プロフィールを見る→リンクを押す→申し込む」という段階で構成されます。各段階で、次の一歩が分かりやすいことが大切です。動画では行動を1つだけ伝え、プロフィールではその行動のための入口を最上部に置き、リンク先では最初の画面で何ができるかを示します。

特に見落としやすいのは、プロフィール文です。何をしている人(店)で、見た人に何をしてほしいかが一文で分かるようにします。例:「渋谷の美容室。ご予約は下のリンクから」。このように、見た人が迷わない道筋を作ることが、数字の改善につながります。

よくある疑問:フォロワーが少なくてもCVは測れる?

フォロワーが少なくても、測ることはできます。むしろ、母数が小さいうちから、記録の習慣をつけておくと、後で大きな財産になります。最初は、プロフィールのリンクのクリック数、LINE登録の数、問い合わせの数など、数える対象を1つに絞り、手書きのメモでも構いません。数が少ないときは、割合ではなく、件数そのものを比べます。月に3件が5件に増えた、といった変化でも、十分な手がかりです。

CVの設定を見直す目安

半年ほど運用してもCVが全く出ない場合は、設定の見直しが必要かもしれません。ゴールが高すぎる(いきなり高額商品の購入など)場合は、手前のゴール(無料の相談、サンプル請求など)を追加します。逆に、手前のゴールばかり多くて売上につながらない場合は、最終ゴールへの誘導を強めます。ゴールは固定せず、運用の様子を見ながら調整してください。

最初にやること:自分のCVを1つ決める

最初の一歩は、自分にとっての主要なCVを1つだけ決めることです。複数を同時に追うと、動画の誘導がぶれてしまいます。決めたら、動画の最後や概要欄で、その行動への道筋を1つだけ示します。数字の記録は、月1回のメモで十分です。再生数、リンククリック、CV、CVRの4つを並べて、前月と比べてください。収益につなげる導線を整理したいときは、Nobiru AIの収益化(ASP診断)も参考になります。

この記事に関連する機能

収益化の導線を整える