メディア/編集テクニック

縦型動画での人物の構図。頭上の余白・目線の高さ・画面内の位置の決め方

ショート動画編集部byNobiru AI
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縦型で人物を撮る・見せるとき、頭上の余白、目の位置、画面内の置き場所に迷う人向けに、基本の構図と、文字やUIと干渉しない配置を整理します。

縦型動画で人物を見せるときの基本は、「目の位置を画面の上から三分の一あたりに置く」「頭の上に少し余白を残す」「顔を画面の端に寄せすぎない」の三つです。縦長の画面は、顔と上半身がしっかり収まる一方で、上下にUIや文字が重なるため、顔を極端に上や下に置くと隠れる場合があります。ここで述べる位置は目安であり、動画の目的に合わせて調整してください。

頭上の余白(ヘッドルーム)

頭のすぐ上を画面ぎりぎりまで寄せると、窮屈で圧迫感が出ます。逆に余白が多すぎると、被写体が小さく見え、下半分が空洞になります。頭の上に、顔の高さの数分の一ほどの余白を残すと、安定した構図になります。

また、画面の最上部にはアプリのUIが重なることがあるため、頭上に少しの余白があると、顔が隠れずに済みます。編集でズームやクロップをした場合も、同様に余白を確認してください。

目線と画面内の位置

目線の高さは、画面の上から三分の一あたりが目安とされます。人物を中央に置いても問題ありませんが、少し上に置くと、下に文字を入れる余地ができます。下部に字幕やテロップを置く動画では、顔を画面の中央から少し上に寄せる構図が扱いやすくなります。

横を向いている人物は、向いている側に空間(リードルーム)を空けると自然です。顔が右を向いているなら、右側に余白を作ります。カメラに向かって話す動画なら、中央付近で問題ありません。

  • 目の位置:画面の上から三分の一付近
  • 頭上:少し余白を残す
  • 横向き:向いている側に空間を空ける
  • 字幕を入れるなら顔を少し上に寄せる

距離とアングルの選び方

顔のアップは感情が伝わりやすく、胸から上のバストアップは、話し手の雰囲気と手の動きの両方が見えます。全身を見せたい服やダンスの動画は、引きで撮る必要があるため、縦型の高さをフルに使えます。

カメラの高さは、目線と同じか、やや高い位置が自然に見えます。低い位置から見上げるアングルは顎や鼻の穴が強調されやすく、人によっては印象が変わるため、確認しながら決めてください。

撮影前に確認する手順

撮影開始前に、次の順で確認してください。

  • スマホのグリッド線を表示する
  • 目の位置が、上から三分の一付近に来るか確認する
  • 頭上に少し余白があるか確認する
  • 背景に余計な物が映っていないか確認する
  • 10秒ほど試し撮りをして、見え方を再生で確認する

よくある構図の失敗

顔が画面の下に寄りすぎて、頭の上が空いてしまう構図は、スマホを手に持って撮ると起こりがちです。画面を確認しながら、スマホの高さを少し上げます。また、カメラが近すぎて顔が歪む場合は、少し離れてズームで寄せると、自然に見えます。

画面の端に人物が寄りすぎていたり、傾いていたりするのも、気づきにくい失敗です。水平線や壁の縦線を基準にして、まっすぐになっているか確認してください。

人物以外の被写体への応用

ここで説明した構図の考え方は、商品や料理、動物にも応用できます。主役を画面の中央から少し上に置き、周囲に余白を残す、水平や垂直をそろえる、背景に余計なものを入れない、という基本は共通です。縦型は上下に余白を作りやすいので、その部分にテロップやUIが重なっても主役が隠れない構図を意識してください。

まとめ:三分の一、余白、水平

目線は上から三分の一付近、頭上に余白、水平と垂直をそろえる。この三点を意識すれば、縦型の人物はぐっと見やすくなります。

ケース別:構図の直し方

たとえば、座って話す動画で顔が画面の下に寄っている場合は、スマホの位置を少し上げるか、編集で上方向に位置をずらします。全身を見せるダンスやファッションの動画で、足先が切れている場合は、カメラを少し離すか、縦の画角に収まる立ち位置に変えます。二人で映る動画は、二人の顔の高さをそろえると、安定した構図になります。

撮影後に構図を直す方法

撮影後に構図が気になる場合は、編集でズームやクロップを使って調整できます。ただし、拡大すると画質が落ちるため、できれば撮影時に整えるのが理想です。画面内の人物が動く場合は、キーフレームで切り出し位置を動かして追いかける方法もあります。

撮影前の準備として、スマホのグリッド線を表示させておくと、目の位置や余白の判断がしやすくなります。いずれも、実際のスマホ画面で書き出し後に確認する習慣を付けてください。

人物が映る動画の公開では、出演者の同意を得ておくことが前提です。