視聴者のコメントから次の動画のキーワードを見つける方法。質問の拾い方と動画化の手順
コメント欄には、視聴者が実際に使っている言葉と疑問が並んでいます。質問を拾って分類し、タイトルと主題に反映する具体的な手順を紹介します。
視聴者のコメントは、無料で手に入る最も身近なキーワード調査です。そこには、検索される言葉と、まだ答えが足りていない疑問が実際の言葉で並んでいます。結論として、週に一度コメントを見直し、質問を3種類に分類し、頻出の言葉を次の動画のタイトルと冒頭に使う運用を勧めます。コメントの個人情報や投稿者名を許可なく公開しないことも、守るべき前提です。
コメントの分類のしかた
コメントは、次の三つに分けると整理しやすくなります。
- 質問:「〇〇のときはどうすればいいですか」など、答えを求めているコメント
- 感想:「分かりやすかった」など、反応を示すコメント
- 指摘・要望:「〇〇も知りたい」「ここは違うのでは」など、改善の手がかりになるコメント
批判的なコメントにも、有益な指摘が含まれていることがあります。感情的に反応せず、事実の確認が必要なら、動画の訂正や固定コメントで補足します。
質問から主題を作る
質問のコメントは、そのまま動画の主題になります。たとえば「在宅ワークのストレッチ、立てない状況では?」という質問が複数あれば、「座ったままできる在宅ワークのストレッチ」という主題が成立します。質問に使われている言葉を、できるだけそのままタイトルに入れます。視聴者の言葉は、検索窓に入れる言葉に近いからです。
質問が来た動画の続編として、「前回のコメントでいただいた質問に答えます」という形で作ると、シリーズ感も出ます。ただし、コメントを紹介する際は、投稿者の名前を出さない、または許可を得るのが安全です。
コメントが少ないときの工夫
コメントが少ない段階では、動画の最後に答えやすい問いを置きます。「Aの方法とBの方法、どちらが気になりますか」のように、一言で答えられる形にします。また、プロフィールやストーリーズで質問を募集する方法もあります。
似たジャンルの他のチャンネルのコメント欄も参考になりますが、他人のコメントを引用して公開することは避け、傾向を知る目的に限ります。
記録を主題一覧に積む
拾った質問は、スプレッドシートに「日付」「元の動画」「質問の内容」「使われていた言葉」「動画化したか」の列で記録します。主題のストックが増えると、ネタ切れの不安が減ります。数十件たまれば、同じ質問が何度も出ていることに気づきます。それが、そのチャンネルの視聴者が最も知りたいことです。
動画化したら、その質問者に返信してお知らせすると、関係が深まります。コメントを大切にするアカウントという印象が、フォロワーの定着にもつながります。
コメントのスクリーンショットを使う時の注意
コメントを動画に映す場合は、投稿者の名前やアイコンが写らないようにするか、許可を得ます。コメントの内容に個人情報が含まれていないか確認し、含まれている場合は、公開を控えます。引用は、動画の主題に必要な範囲にとどめます。批判的なコメントを晒すような使い方は、視聴者との信頼を損ねるので避けてください。
質問が来ない場合の代替手段
コメントが少ない場合でも、視聴者の疑問を知る方法はあります。保存数が多い動画は、役に立つと感じられている手がかりです。維持率が下がる地点は、視聴者が興味を失った場所を示します。プロフィールのDMやアンケート機能を使って、直接質問を集める方法もあります。数字と言葉の両方から、視聴者の関心を探ってください。
コメントから得られる三つの発見
コメントを継続的に読むと、三つの発見があります。一つ目は、視聴者が使う言葉が、自分が使う言葉と違うことです。専門用語を言い換える必要が見つかります。二つ目は、知らない前提です。自分には当たり前のことが、視聴者には分からないと気づけます。三つ目は、動画の中で説明が足りない箇所です。その箇所は、次の動画で補うことができます。どれも、検索キーワードの改善に直結する情報です。
週に一度のコメント確認ルーティン
確認は週に一度、15分と決めます。新しいコメントを上から読み、質問を表に追記し、返信を書きます。よく出る言葉に印を付けます。この流れを習慣にすると、コメントが少なくても、ネタの種が積み上がります。
最後に確認したいこと
視聴者の言葉は、どのツールよりも正確に、需要を教えてくれます。コメントに目を通す時間を、運用の中に最初から組み込んでおくことをおすすめします。
また、返信の内容も重要です。質問に丁寧に答えると、コメントした本人だけでなく、それを読んだ他の視聴者にも信頼が伝わります。返信の中で使った説明の言葉は、次の動画の台本にもそのまま使えます。