メディア/台本の書き方

台本からカット割り表(絵コンテ)を作る方法。撮影漏れと編集の手戻りを防ぐ書き方

ショート動画編集部byNobiru AI
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台本ができたら、撮影前にカット割り表に落とすと失敗が減ります。表の項目、1カットの長さの決め方、スマホで撮るときの注意を例つきで解説します。

台本が完成したら、撮影前に「カット割り表」を作っておくと、撮影漏れと編集時の手戻りを大きく減らせます。難しい絵コンテである必要はなく、台本を1文ごとに区切り、各文に映像・テロップ・音を書き足すだけで十分です。

表に入れる項目

  • No.:カットの番号。撮影順ではなく動画の順で付ける
  • セリフ/ナレーション:台本の1文
  • 映像:何を、どの構図で映すか(寄り・引き、手元、全体など)
  • テロップ:画面に出す文字。セリフと同じでも省略してもよい
  • 秒数の目安:そのカットの長さ
  • 素材・撮影場所:撮影するか、素材を使うか。場所と小道具

表計算ソフトやメモアプリで構いません。スマホのメモに箇条書きでも、書くだけで頭が整理されます。

1カットの長さの決め方

1文を1カットにするのが基本です。運用者の間では、2〜4秒ごとに画面が変化する構成が飽きにくいとよく言われますが、内容によって変わるので、あくまで目安です。

長い文は、前半と後半でカットを分けるか、同じカット内でズームやテロップの出し方を変えて変化をつけます。短すぎる(1秒未満)カットが続くと、目が追いつかないため、重要な情報の場面では長めに取りましょう。

例:手作りパンの紹介(30秒)

No.1:セリフ「焼きたてのパン、実は家で作れます」/映像:焼き上がったパンのアップ/テロップ「家で焼ける」/2秒

No.2:セリフ「材料は4つだけ」/映像:テーブルに並ぶ粉、イースト、塩、水/テロップ「材料は4つ」/3秒

No.3:セリフ「こねるのは10分」/映像:こねる手元/3秒

No.4:セリフ「発酵は、室温で待つだけ」/映像:生地のふくらみを早送り/3秒

このように並べると、必要な撮影素材が一覧で分かり、買い物リストや撮影の段取りも同時にできます。

カット割り表のテンプレート例

表を一から作るのが面倒なら、次の形をコピーして使ってください。列は左から、No./セリフ/映像(構図)/テロップ/秒数/撮影場所・小道具/撮影済みチェック、の7つです。1行目には動画のタイトルと目標の尺、ターゲットを書いておきます。表の下には「撮影メモ」欄を作り、気づいたことを書き込めるようにすると、撮影後の編集がスムーズです。

列を増やしすぎると、更新が面倒になります。まずは最低限の列で始め、必要になったら足していきましょう。

よくある失敗と対策

1つ目は、映像を決めずに台本だけで撮影に入ること。現場で迷って時間がかかり、使える素材が足りなくなります。2つ目は、撮影順と動画の順を混同すること。場所ごとにまとめて撮るなら、表の「撮影順」の列を別に作ると混乱しません。3つ目は、テロップの内容をあとで考えること。台本の段階で決めておくと、編集時の迷いが減ります。

慣れないうちは、台本の1文ごとに映像をスマホで簡単にスケッチしたり、写真で仮のカットを撮ったりしておくのも有効です。

カット割り表を台本の改善に使う

カット割り表は、撮影の道具であると同時に、台本の検証にも使えます。表を眺めて、同じ構図が何度も続いていないか、説明だけで映像のない箇所がないか、尺が長すぎるカットがないかを確認します。

映像に困る箇所は、台本の内容が抽象的すぎるサインでもあります。具体的な動作や物に置き換えられないか、書き直してみましょう。表を作る手間は、台本の質を上げる作業と一体で考えると、無駄になりません。

スマホ1台で撮る場合の工夫

専門機材がなくても、スマホ1台で撮影できます。コツは、固定する(三脚やスタンド)、横ではなく縦に構える、レンズを拭く、明るい場所で撮る、の4点。カット割り表には、「固定」「手持ち」「手元アップ」と撮り方も書いておくと、現場で迷いません。

マイクは、スマホの内蔵でも使えますが、周囲の音が大きい場所では声が聞こえにくくなります。ナレーションは別撮りにして、静かな場所で録音する方法もあります。映像と音声を分けることで、台本通りの読み上げがしやすくなります。

撮影・編集でのコツ

撮影は、カットの順番ではなく、場所や小道具ごとにまとめて行うと効率的です。表に「撮影場所」の列があれば、同じ場所のカットをまとめて撮れます。

余裕があれば、各カットの前後に2〜3秒ずつ余分に撮ります。編集で切り詰めやすく、テロップや切り替えの余白にもなります。

撮影後は、表のチェック欄に印をつけて、撮り忘れがないか確認しましょう。縦動画の場合は、画面の上下に操作ボタンや説明文が重なるため、大事な映像や文字は中央付近に置くのが一般的です。

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