自分の話し方を客観的に見返すチェック表。撮った動画の改善点を3回の視聴で見つける方法
自分の動画を見返しても何を直せばいいか分からない人向けに、視聴を3回に分ける方法と、話し方・表情・音の確認項目、改善の優先順位を紹介します。
自分の動画を見返すときは、1回で全部を見ようとせず、「音だけ」「映像だけ」「通して」の3回に分けて確認すると、改善点が見つかりやすくなります。一度に多くを確認しようとすると、自分の顔や声の違和感に気を取られ、本来直すべき点を見落とします。この記事では、3回の視聴方法、チェック項目、優先順位のつけ方を紹介します。
見返し前の準備:基準を決める
見返す前に、今日見たい点を一つか二つに絞ります。たとえば「冒頭の3秒」「語尾の聞き取りやすさ」といった具合です。また、確認用のスマホのスピーカーとイヤホンの両方で聞くと、視聴者環境に近い状態で評価できます。時間を置いてから見ると、客観的に見やすいため、撮影直後ではなく、翌日以降に見返すのがおすすめです。
1回目:音だけで確認する
画面を見ずに、音声だけを聞きます。この時点で確認する項目は次の通りです。
- 声が聞き取りやすいか(こもり、音割れ)
- 速度が速すぎないか
- 言い間違い、噛みがないか
- フィラー(えー、あのー)が多くないか
- BGMが声を邪魔していないか
2回目:映像だけで確認する
次に、音を消して映像だけを見ます。ここでは、表情、視線、手や体の動き、背景、画面の明るさをチェックします。音がないと、無意識の癖が見えやすくなります。たとえば、髪を触る、体が揺れる、視線が泳ぐ、といった動きです。映像だけで内容がだいたい伝わるか確認すると、字幕やテロップの必要性も判断できます。
見返して落ち込みすぎないよう、良かった点も一つ見つけることをルールにしましょう。
3回目:視聴者として通しで見る
最後に、音と映像を合わせて通しで見ます。このときは、自分の動画としてではなく、初めて見る視聴者として見てください。確認するのは、冒頭で内容が分かるか、途中で飽きないか、最後まで見たいと思えるか、です。気になる箇所があれば、時間を記録しておきます。
改善点の優先順位をつける
改善点が多く見つかっても、全部を一度に直す必要はありません。優先順位は、視聴者の理解に影響する順に決めます。まず、音が聞き取れない、内容が分からないといった致命的な点、次に、冒頭のテンポや構成、最後に、表情や細かな癖です。次の撮影では、優先度の高い点を一つだけ意識して撮ると、少しずつ確実に改善できます。
改善した点は、メモや記録に残しておくと、成長を確認できます。1か月前の動画と見比べると、進歩が実感でき、継続のモチベーションになります。
チェック項目をまとめた確認表
見返しのたびに、同じ項目で確認すると、改善の進み具合が分かります。次の項目を、1〜5の5段階で採点して記録します。
- 声の聞き取りやすさ
- 話す速さ
- 冒頭3秒の分かりやすさ
- 表情・視線
- 背景・明るさ
- 字幕・テロップの読みやすさ
- 最後まで見たいと思えたか
見返しに関するよくある質問
Q:自分の動画を見るのが苦痛です。A:全体を一度に見ず、音だけ、冒頭10秒だけ、のように短く区切って確認してみてください。慣れるまで時間をかけて構いません。
Q:他人の意見は聞くべきですか。A:信頼できる人に、具体的な項目を絞って聞くと有益です。ただし、全ての意見を取り入れる必要はありません。
数字の分析と組み合わせる
自分の見返しに加えて、視聴維持率などの数字も併せて確認すると、客観性が高まります。離脱が多い箇所を数字で見つけ、その箇所の話し方や構成を重点的に見返すと、改善点が絞れます。数字はプラットフォームの分析画面で確認できるので、公式ヘルプで見方を確認してください。
見返しの記録を残す方法
見返した結果は、簡単なメモに残します。日付、動画のタイトル、良かった点、直す点、を一行ずつ書きます。数週間後に読み返すと、同じ課題が繰り返されていないか、改善が進んでいるかが分かります。スプレッドシートやメモアプリで十分です。
良い動画を基準にする
見返しでは、自分の動画の中で、特にうまくいった1本を基準として比較する方法が有効です。その動画と比べて、今回は何が違うのかを確認すると、改善点が具体的になります。他人の動画と比べると、条件が違いすぎて参考になりにくいので、自分の過去動画を基準にしてください。
見返しの頻度
毎回の撮影後に細かく見返す必要はありません。週に1回、まとめて見返す時間を取ると、負担が少なく続けられます。見返しの時間は、30分程度で区切ってください。
よくある失敗
見返すたびに新しい欠点を見つけて、すべてを直そうとして疲れる失敗があります。改善は1回につき1〜2点に絞ってください。また、見返しの基準が日によって変わると比較ができません。同じチェック項目を使い続けることで、変化が見えるようになります。