動画のファイルサイズが大きすぎる時の対処法|画質を保って軽くする
書き出した動画が重くて投稿できない・転送に時間がかかるときの対処法。画質を保ちながら容量を減らす順番と、やりがちな失敗を解説します。
動画のファイルサイズが大きすぎるときは、まず長さと不要な素材を見直し、次に書き出し設定(ビットレートやフレームレート)を調整する、という順番で対処すると画質を保ちやすくなります。いきなり圧縮アプリにかけるのではなく、容量が増えている原因を特定してから手を打つのがコツです。この記事では、順番と判断の基準を説明します。
まず容量が大きくなる原因を知る
ファイルサイズは、おおまかに『動画の長さ×ビットレート』で決まります。つまり、長さが長い、ビットレートが高い、この二つが主な要因です。ほかにも、高フレームレート、高解像度、動きや細かい模様の多い映像は、容量が増えやすくなります。
どれが原因かを切り分けるため、書き出し設定画面で表示される推定サイズを確認してみましょう。設定を一つ変えるごとに推定サイズがどう動くかを見れば、容量に効いている要素が分かります。
画質を保ちながら減らす手順
順番のポイントは、見た目に影響しにくい項目から手を付けることです。長さの調整や余分な素材の削除は、画質を変えずに容量を減らせます。
- 1. 動画本編に不要な無音部分や、言いよどみ、冒頭と末尾の余白を削る
- 2. 使っていない素材や、画面外に出ている素材がタイムラインに残っていないか確認する
- 3. フレームレートが素材より高く設定されていないか確認し、素材に合わせる
- 4. ビットレートを一段階下げて書き出し、実機で画質を確認する
- 5. 問題なければその設定を採用し、問題があれば一段階だけ戻す
やりがちな失敗
解像度を大きく下げて容量を減らす方法は、効果が大きい反面、文字や細部がぼやけやすく、ショート動画では視認性を損ないがちです。また、書き出した動画を何度も別のアプリで圧縮し直すと、そのたびに画質が劣化します。圧縮は元のプロジェクトから一度だけ行うのが原則です。
チャットアプリで送ると自動的に圧縮されて画質が落ちる点にも注意が必要です。確認用の共有であればよいのですが、そのまま投稿用素材として使うと、画質低下の原因になります。
容量をあらかじめ増やさない撮影・編集の工夫
書き出しで頑張るよりも、素材の段階で容量を増やさない工夫のほうが効果的な場合があります。たとえば、撮影時に必要以上に高い解像度やフレームレートを使わない、だらだら長く回さずに必要な部分だけ撮る、といった工夫です。1分の素材を撮って10秒だけ使う運用では、不要な素材が大量に溜まり、端末の容量を圧迫します。
編集面では、同じ素材を何度も重ねて使う、使っていない映像クリップを非表示にしたままタイムラインに残す、といった癖が、プロジェクトを重くし、書き出し時間も延ばします。書き出し前にタイムラインを一度見渡す習慣をつけましょう。
転送・アップロードがうまくいかないとき
容量が問題というより、通信環境が不安定なためにアップロードが止まるケースも多くあります。Wi-Fi環境で行う、他のアプリを閉じる、時間帯を変えるといった基本的な対処を試してください。また、端末の空き容量不足で書き出しや保存が失敗することもあるため、書き出しの前にストレージの残量も確認しておきましょう。
どうしても重いファイルを扱う必要がある場合は、投稿前に動画をいったんPCやクラウドに退避して、スマホの容量に余裕を作っておくと安心です。
アップロードできるファイルサイズの上限は、サービスごとに定められており変更されることがあります。公式ヘルプで確認してください。
チェックリスト
上から順に確認していけば、画質を大きく損なわずに容量を減らせる可能性が高くなります。
- 動画の長さは本当に必要な長さか
- タイムラインに不要な素材が残っていないか
- フレームレートと解像度は用途に合っているか
- ビットレートを下げたときの画質を実機で確認したか
- 圧縮は元のプロジェクトから1回だけ行ったか
PCとスマホで書き出し時間が違う理由
書き出しにかかる時間は、端末の処理性能、素材の長さ、エフェクトの量、設定のビットレートなどに左右されます。スマホで時間がかかりすぎる場合は、他のアプリを閉じる、本体を冷ます、バックグラウンド処理を止めるといった対処で改善することがあります。
どうしても時間がかかる場合は、書き出し中にアプリを切り替えず、画面を点けたままにしておくのが安全です。途中でアプリが閉じると、書き出しが失敗することがあります。また、容量の余裕がない状態では、書き出し自体が途中で止まることもあるため、実行前に空き容量を確認しておきましょう。
まとめ
容量を減らす順番は、長さ、不要な素材、フレームレート、ビットレートの順です。画質に影響しにくい項目から手を付ければ、見た目を保ったまま軽くできます。