パーソナルカラー動画の作り方。診断を断定せず「試して比べる」形で見せる企画の型
パーソナルカラー系の動画で、診断結果の断定を避けつつ見られる構成を解説。布やリップを当てて比較する撮り方、光の条件、プロの診断との線引きを整理します。
パーソナルカラーの動画は人気のテーマですが、自己判断の診断を『あなたはこのタイプ』と断定すると、誤解を招きやすくなります。おすすめは、複数の色を当てて比べる『試着』のスタイルにして、結論は『私にはこう見えた』『光や好みによって違う』と留める作り方です。
断定を避けたほうがよい理由
似合う色は、肌や髪、瞳の色に加えて、光の条件、着る服、好みなど、多くの要素で見え方が変わります。動画の中で『あなたは◯◯タイプ』と言い切ると、見た人が自分に合わない色を避けてしまう可能性があります。
プロの診断を受けている場合も、その結果は『その診断者の判断』であり、他の人に当てはまるとは限りません。診断を受けた体験として、『診断士にはこう言われた』と事実を述べる形にします。
「布を当てて比べる」企画の型
最も作りやすいのは、同じ顔の位置で、色の違う布や服を順番に当てて比べる構成です。
- 冒頭:『4色の布を顔に当てて、見え方の違いを比べます』と宣言する(約3秒)
- 本編:1色あたり約3秒、同じ位置・同じ表情で当てる
- まとめ:『私にはこの色が顔色が明るく見えた』と感想を述べる
診断はあくまで目安です。色の見え方は個人差や環境で変わると、字幕で補足してください。
光と撮影条件をそろえる
色の見え方は光に大きく左右されます。自然光の入る窓際で、顔に影ができないよう正面から光を当てます。部屋の照明が混ざると、顔の色が不自然に変わります。
メイクは落とすか、できるだけ薄くするほうが、色の差が分かりやすくなります。カメラの自動補正やフィルターは切り、撮影ごとに距離と角度を一定に保ちます。
プロの診断との線引き
動画では、あくまで『セルフで試した結果』であることを明確にします。『診断』という言葉を使うと、専門家の資格があるように受け取られる場合があるため、『セルフチェック』『試してみた』のような表現が無難です。
より正確に知りたい人には、専門のサロンやプロの診断を受ける選択肢があると、一言触れるのは親切です。ただし、特定のサロンを紹介する場合は、提供や広告の有無を明確に表示してください。
視聴者の参加を促す工夫
コメントで『自分はこの色が似合った』と共有してもらうと、会話が生まれます。ただし、コメントで他人の外見を決めつけるやり取りが起きないよう、投稿の最初に『似合う色は人それぞれ』と一言添えておくと、場の雰囲気が整います。
台本の例:4色の布で比べる20秒
冒頭で『4色の布を当てて、顔色の見え方を比べます』と宣言します。次に、1色ずつ当てて、各3秒、色の名前を字幕で出します。最後に『私にはこの色がいちばん顔色が明るく見えた』と感想を述べ、『光や好みで見え方は変わります』と一言添えます。
撮影後に再生して、顔の位置がずれていないか、布が顔に近すぎて影ができていないかを確認してください。
よくある失敗
多いのは、布の端が見えて雑に見える、光が弱くて色が正しく見えない、結論を断定してしまう、の3点です。布は顔の下に広げ、肩全体を覆う程度の大きさがあると安定します。結論は常に『私には』『今回の条件では』という言い方にします。
コメント欄でのトラブルを防ぐ
似合う色の話題は、人の外見に触れるため、コメント欄で心ないやり取りが起きることがあります。動画の中で『似合う色は人それぞれ』と伝え、固定コメントでも同様に書いておきます。外見を否定するコメントは非表示にするなど、コメント管理の方針を決めておきます。
出演者が他人の場合は、必ず本人の同意を得て、撮影内容と掲載先を説明します。診断結果を本人の許可なく公開するのは避けてください。
使う布や道具の選び方
布は、無地で光沢の少ないものが扱いやすいです。柄のある布は、顔の色の見え方に影響するため避けます。色は、暖色系と寒色系、明るい色と落ち着いた色など、対比がはっきりしているものを選びます。
市販のドレープ布を使う場合は、商品の説明に従い、診断の目安として使います。診断に使う道具の提供を受けた場合は、PRの表示を忘れないでください。
こんな企画なら安心して作れる
診断の断定を避けながらも楽しめる企画はたくさんあります。『同じ服の色違いを着比べる』『リップを3色試して顔色の見え方を比べる』『ヘアカラーの印象の違いを並べる』など、視聴者が自分の好みと照らして見られるものが向いています。
企画の最後に『あなたはどれが好き?』と問いかけると、断定ではなく共感を引き出せます。
説明欄に添えたい一文
説明欄には、『診断ではなく、あくまで私が試した結果です。見え方は光や個人によって異なります』のように、位置づけを明確にする一文を入れます。これだけで、誤解を生みにくくなります。専門家の診断を紹介する場合は、依頼や提供の有無も明記してください。