メンズヘアセット動画の作り方。ワックスの量と手順をショートで再現しやすく見せるコツ
メンズのヘアセット動画で見られるのは再現性です。髪の長さ・量の条件、ワックスの量、乾かし方の順番、整髪料の見せ方、固定撮影のコツを具体的に解説します。
メンズヘアセットの動画で重視されるのは、見た人が自分でも再現できるかどうかです。そのため『髪の長さと量』『整髪料の量』『乾かし方の順番』の3つを明示し、手元のアップと完成の全体を分けて見せることが、再現性の高い動画づくりのポイントです。
最初に条件を示す
ヘアセットは、髪の長さ、毛量、硬さ、くせの有無で結果が大きく変わります。冒頭で『ミディアムの長さ、くせ毛』のように条件を字幕で出すと、同じ髪質の人が自分ごととして見てくれます。
また、整髪料の種類(ワックス、ジェル、スプレーなど)も最初に示します。商品名を出す場合、提供や広告であるかどうかを明確にしておきます。
手順を見せる順番
おすすめの流れは、①ドライヤーで形を作る、②整髪料を手のひらで伸ばす、③根元から毛先へなじませる、④仕上げに表面を整える、の4段階です。撮影ではそれぞれ2〜4秒に収め、手元のアップを使います。
- 整髪料の量は『1円玉くらい』のように、比較できる目安で示す
- 手のひらに伸ばす動きは省略せず見せる(失敗しやすい点のため)
- 仕上げは正面、横、後ろの3方向を短く見せる
撮影のコツ:固定と光
自撮りだと、頭頂部や後頭部が見えにくくなります。三脚を立てて、胸から上が映る距離を保ちます。後ろを撮るときは、撮影者を頼むか、タイマーで別撮りします。
照明は、顔と髪の両方に光が当たる位置を探します。前髪の影が強く出る場合は、光源を少し上げて斜めから当てると、質感が出ます。逆光だと髪が黒くつぶれるので避けます。
よくある失敗と注意
失敗が多いのは、整髪料の量が分からない、手順が早すぎる、仕上がりのカットが短い、の3点です。完成した髪型は、少なくとも2〜3秒は見せましょう。
『絶対崩れない』『誰でもイケメンになる』といった断定は避け、『私の髪質では夕方まで保てた』のような体験の範囲にとどめます。髪や頭皮への影響を断定する言い方も避けてください。
台本の例:センターパートのセット20秒
冒頭は、完成した髪型を正面から見せ、『ミディアムの長さ、センターパートのセットです』と条件を示します(約3秒)。次に、ドライヤーで根元を立ち上げる場面、ワックスを手のひらに伸ばす場面、前髪を左右に分ける場面を、それぞれ4秒前後で見せます。最後に、正面と横の2方向を各2秒ずつ見せて終わります。
字幕には『ワックスは1円玉くらい』『根元から立ち上げる』のように、量と動作を端的に入れます。BGMを使う場合は、声の邪魔にならない音量にしてください。
継続するための企画の広げ方
ヘアセットは、髪の長さ(ショート、ミディアム、ロング)、スタイル(ナチュラル、きれいめ)、整髪料(ワックス、ジェル)、シーン(仕事、デート、休日)の組み合わせで、企画が増やせます。1つの軸だけを変えて、同じ撮影環境で数本まとめて撮ると、効率的です。
視聴者からの質問(『短い髪でもできますか』など)に答える形の動画は、需要が分かっている企画なので、取り組みやすいです。
失敗しやすいポイントと直し方
ワックスの付けすぎで髪がべたつく、乾かし方が不十分で形が決まらない、手順が分からず真似できない、が代表的です。量は少量から足す、ドライヤーで形を作ってから整髪料を付ける、手順を字幕で番号付けするだけで、再現性が上がります。
髪質や整髪料との相性は人によって違うため、『合わない場合は量や種類を調整してください』と補足しておくのも親切です。
説明欄に入れておきたい情報
説明欄には、髪の長さ、使った整髪料、所要時間、難易度の目安を書いておきます。『初心者向け』『5分でできる』などの言葉は、人によって難しさが異なるため、『私の場合は約5分』のように主語を明確にしてください。
理美容室の技術者が発信する場合は、来店につながる情報(予約方法、エリア)も整理しておくと、見た人が行動しやすくなります。
髪質別の見せ方のヒント
直毛、くせ毛、硬い髪、細い髪では、同じ整髪料でも仕上がりが違います。動画では、自分の髪質を最初に伝え、他の髪質の人には『量や付け方を調整してください』と補足します。
髪質別のシリーズ(直毛編、くせ毛編など)にすると、検索で探している人に届きやすく、企画のストックにもなります。
Before/Afterの見せ方
セット前後の比較は分かりやすい一方、条件の違いで誇張に見えることがあります。同じ光、同じ角度、同じ距離で撮ることを徹底し、フィルターや補正を使わないのが基本です。
『これでモテる』のような結果の断定は避け、『こんなふうに雰囲気が変わります』と変化の事実のみ伝えます。髪型の好みは人によって違うため、似合うかどうかは視聴者の判断に任せる姿勢が、信頼につながります。