去年の投稿データから来年の季節企画を立てる方法。伸びた時期と準備の遅れを見つける
季節企画は、去年のデータが最良の参考資料です。見るべき数字、遅れた原因の見つけ方、来年の計画への落とし込み方を順に説明します。
来年の季節企画を考えるとき、いちばん役立つのは他社の事例ではなく、自分の去年の投稿データです。いつ出した動画が反応し、どの時期は準備が間に合っていなかったかが、数字から見えてくるためです。
ここでは、去年のデータを見る手順と、来年の計画に落とし込む方法を説明します。運用して1年に満たない場合も、半年分で十分に使えます。
まず一覧表を作る
投稿ごとに、公開日、テーマ、季節イベントとの関連、再生数、保存数、最後まで見られた割合、成果(問い合わせ・来店など)を表にまとめます。表計算ソフトで十分です。特に重要なのは、イベントの日付と公開日の差を記録することです。「イベントの何日前に出したか」が分かると、準備の遅れが数字で分かります。
手間がかかる作業ですが、一度作れば翌年は更新するだけです。管理画面のデータ出力機能があれば活用してください。
- 公開日とイベント日、その差(日数)
- テーマと切り口(悩み解決型、商品紹介型など)
- 再生・保存・最後まで見られた割合
- 成果(問い合わせ、来店、購入)
見るべき3つの問い
第一に、「反応が良かった動画は、イベントの何日前に出したか」。第二に、「反応が悪かった動画は、時期が遅かったのか、内容が合わなかったのか」。第三に、「準備が間に合わず出せなかった企画はないか」。この3つに答えるだけで、来年の改善点が見えてきます。
注意したいのは、1本の結果で判断しないことです。偶然の伸びや、他の要因の影響が混ざる場合があるため、同じタイプの動画が複数あるなら傾向で見ます。
来年の計画への落とし込み
見つけた傾向を、イベントごとの「公開開始日」「撮影完了日」「企画確定日」に換算します。たとえば去年は告知が直前だった企画なら、今年は公開の3週間前に撮影完了、5週間前に企画確定、と逆算してカレンダーに入れます。
加えて、去年の反応が良かった動画は、内容を更新して再利用できるか検討します。すべてを新しく作る必要はなく、事例や数字を更新するだけで十分な場合もあります。
振り返りメモの書き方の例
数字を表にしたら、1イベントにつき3行のメモを残します。「うまくいったこと」「うまくいかなかったこと」「来年やること」です。たとえば「新生活企画:3月上旬の選び方動画は保存が多かった/4月に出した動画は時期が遅く反応が弱かった/来年は2月中に撮影を終え、3月初旬に公開」といった具合です。
メモは短くても構いませんが、来年の自分が読んで行動に移せる具体性が必要です。「頑張る」「早めにやる」のような曖昧な記述は避けてください。
よくある落とし穴
一つ目は、再生数だけを見て判断することです。再生数は多くても、保存や成果につながっていない動画もあります。二つ目は、季節の影響とアルゴリズムの変化を混同することです。プラットフォームの仕様は変わるため、去年の傾向が今年も当てはまるとは限りません。
三つ目は、記録を取っていなかったことです。今から記録を始めれば、来年は必ず参考にできます。まず今月の投稿から、公開日とテーマを記録する習慣をつけてください。
計画に落とし込む具体例
具体例で考えます。去年、クリスマス企画の予約告知を12月初旬に出したところ、予約の締め切りに間に合わない問い合わせが多かったとします。この場合、来年は11月上旬に告知を出す、という計画になります。さらに、11月上旬に告知するには10月中に撮影を終える必要があるので、撮影完了日を10月中旬にし、企画確定日を9月下旬にします。
このように、結果から逆算して日付を決めると、計画が具体的になります。日付はカレンダーのアプリに登録し、通知を設定しておくと、実行を忘れません。
小さく始めるための最初の一歩
いきなり全投稿を整理する必要はありません。まずは、去年最も反応が良かった季節企画と、最も反応が弱かった季節企画を各1本ずつ選び、公開日とイベントとの関係を比べてみてください。それだけでも、時期の判断に役立つ気づきが得られます。余裕が出てきたら、対象を広げていけば十分です。
データが少ない場合
運用期間が短くデータが少ない場合は、同ジャンルの人気動画の公開時期を調べて参考にする方法もあります。ただし、それはあくまで仮説であり、自分の視聴者に合うかは検証が必要です。
Nobiru AIのチャンネル分析やURL解析を使うと、自分や他チャンネルの投稿傾向を整理しやすくなります。結果は目安として扱い、少しずつ自分のデータを増やしていきましょう。
数字の解釈は、業種や視聴者の違いで変わります。単一の指標で結論を出さず、複数の観点で確認してください。
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