12月に来年の年間コンテンツ計画を立てる。月別の骨組みと余白の作り方
年末は来年の計画を立てるのに適した時期です。年間の骨組みの作り方、余白の残し方、計画が崩れたときの直し方を、運用を続けるための視点でまとめます。
年間の計画は、細かく決めすぎず、「骨組み」と「余白」の2つで作るのがコツです。骨組みとは季節イベントや自社の繁忙期など動かせない要素、余白とは反応を見て変える自由枠のことです。すべてを決めてしまうと、状況が変わったとき計画が崩れて続かなくなります。
ここでは、年末に取り組みやすい年間計画の作り方を、手順で説明します。
手順1:動かせない予定を書き出す
まず、自社の繁忙期、新商品の発売、イベント、休業期間など、動かせない予定を1年のカレンダーに書き込みます。次に、その前後の季節イベント(新生活、GW、夏休み、年末商戦など)のうち、自分に関係あるものを選んで重ねます。
この時点で、忙しい月と余裕のある月が見えてきます。余裕のある月に撮影や準備を前倒しする方針が立てられます。
手順2:月ごとのテーマを1つ決める
各月に1つの大きなテーマを置きます。たとえば4月は新生活、7月は夏の準備、11月は年末商戦の予告といった具合です。テーマは細かい内容ではなく、方向性だけに留めます。月のテーマが決まっていれば、毎週のネタ選びで迷う時間が減ります。
1つの月に複数のテーマを詰め込むと、散漫になります。優先度の低いものは思い切って外します。
- 各月のテーマは1つ(方向性だけ)
- 準備の開始日と撮影の完了日を月ごとに記入
- 新商品・イベントは別枠で管理
- 月末に翌月のテーマを確認する習慣
手順3:余白を3割程度残す
計画の3割程度は「自由枠」として空けておきます。理由は、反応の良かったテーマを追加で作る、突発的な話題に対応する、体調や繁忙で作れない週に備える、のためです。割合は目安ですが、ぎっしり詰めると維持できません。
自由枠は、使わなかった場合に次の月へ繰り越さず、休息や撮り溜めに回すと、燃え尽きを防げます。
月別の骨組みの例(一般的な考え方)
たとえば、1月は新年・初売りと次の準備、2月はバレンタインと新生活の予告、3月は新生活と期末、4月は新生活の定着とGW準備、5月はGWと母の日、6月は梅雨と父の日、7〜8月は夏休みとお盆、9月は秋の準備、10月はハロウィン、11月はセールとクリスマスの予告、12月はクリスマスと年末の挨拶、という流れが一般的です。
ただし、これはあくまで一例です。自分の業種で需要が動く時期を軸に組み替えてください。すべての月にイベントを入れる必要はありません。
チームで運用する場合の共有方法
複数人で運用する場合、年間計画は共有のカレンダーや表に置き、誰でも見られるようにします。更新日と更新者を残しておくと、変更の経緯が追えます。月初に15分程度の確認の時間を設けると、準備の遅れに早く気づけます。
担当者が変わっても引き継げるよう、計画の意図(なぜその時期にその企画か)を一言添えておくことをおすすめします。
計画づくりの所要時間と進め方
年間計画は、一度で完成させようとすると負担が大きくなります。1日目に去年の振り返り、2日目に動かせない予定の書き出し、3日目に月別テーマの決定、というように、30分から1時間ずつ数日に分けると進めやすいです。
チームで行う場合は、事前に各自の意見を集め、会議では決定に集中すると、短時間で終わります。決めた計画は、必ず1枚にまとめ、見える場所に置いてください。
目標の置き方
年間の目標は、再生数だけでなく、行動の目標(投稿本数、企画の準備を期限内に終える、振り返りの実施)を含めると、自分でコントロールできる範囲になります。数値の目標は、去年の実績を基準に、無理のない範囲で設定してください。
個人運用と事業運用の違い
個人運用では、自分の生活や体調に合わせて余白を多めに取るのが続けるコツです。事業運用では、営業や商品の計画とそろえ、担当者の人数や繁忙期を考慮して、現実的な本数に収めます。どちらの場合も、「できる範囲」を最初に決め、そこから足し引きする考え方のほうが、無理なく続きます。
計画が崩れたときの直し方
計画は崩れるものとして考えます。崩れたら、全体を作り直すのではなく、優先順位の高い順に残し、低いものを削ります。季節イベントのように時期が固定のものを優先し、いつでも出せるものは後回しにします。
四半期ごとに計画を見直す日を決めておくと、修正が習慣になります。Nobiru AIの台本添削やチャンネル分析を使って、四半期ごとに企画と数字を整理するのも一案です。
年間計画は目標達成を保証するものではありません。状況に合わせて柔軟に調整してください。