記念日・年間イベントを動画ネタにする年間カレンダーの作り方。先回りで準備する手順
季節や記念日の企画を毎回直前に考えて間に合わない人へ。年間カレンダーに入れる項目、準備の逆算、ジャンルに合わせた選び方を具体的に説明します。
季節やイベントの企画は、開催日の1〜2か月前に準備を始める『年間カレンダー』を作っておくと、直前に慌てずに済みます。カレンダーに入れるのは、イベントの日付だけでなく、『準備を始める日』『撮影日』『投稿日』の3つです。この3つを逆算で書き込むことで、季節ネタが計画的に動き出します。
ここでは、カレンダーの作り方、入れる項目、ジャンルに合わせたイベントの選び方、気をつける点を説明します。1年分を一度に完璧にする必要はなく、まず3か月分から始めてください。
カレンダーに入れる項目
スプレッドシートで、月ごとに1行ずつ作り、次の項目を書き込みます。
- イベント名と日付(祝日、記念日、季節の行事、業界のイベントなど)
- 自分のジャンルとの関係(どの悩みに結びつくか)
- 準備開始日(企画を考え始める日)
- 撮影日の目安
- 投稿日の目安
逆算の日数の目安
逆算の期間は、ジャンルによって異なります。企画から投稿まで、おおよそ3〜4週間の余裕を持つと、慌てずに進められます。たとえば母の日関連なら、2か月前に企画を考え、1か月前に撮影し、2〜3週間前から順に投稿する、といった流れです。直前になって出すと、見つけてもらう前にイベントが終わります。
一方で、あまり早く出しすぎても、まだ関心が高まっていない時期には反応が薄くなります。昨年の自分の投稿の反応や、検索の傾向を見て、毎年少しずつ調整してください。
自分のジャンルに合うイベントの選び方
すべてのイベントに合わせる必要はありません。選ぶ基準は、自分の視聴者の生活に関係があるか、自分の商品やサービスで答えられる悩みがあるか、の2点です。たとえば飲食店なら歓送迎会や忘年会、学習系なら受験や新学期、美容系なら季節の変わり目が対象になります。
無理に関係の薄い記念日を探すと、不自然な便乗に見えます。年間で6〜10個程度、確実に結びつくものだけを選ぶほうが、準備の質が上がります。
カレンダーの作成例:3か月分から始める
最初から1年分を作ろうとすると挫折します。まず、これから3か月の間にあるイベントを5つ拾い、それぞれに準備開始日、撮影日、投稿日を入れます。たとえば、新生活の時期なら、2か月前に企画を考え、1か月前に撮影、3週間前から投稿を始めます。この流れを一度体験すると、次の3か月分を作るのが楽になります。
3か月ごとに更新する形にすると、状況の変化にも対応でき、続けやすくなります。年末に1年分を見直し、まとめて更新する方法もあります。
季節ネタが外れたときの考え方
季節の企画が思ったより見られなかったとき、原因は時期、内容、見せ方のどれかです。時期については、イベントの1〜2週間前ではなく、早めの段階で出していたか、遅れていないかを確認します。内容は、視聴者の悩みに合っていたかを見直し、見せ方は冒頭や字幕を見直します。原因を一つに決めつけず、翌年に向けて仮説を一つ試すのが現実的です。
季節ネタは1年に1回しか試せないため、結果の記録は丁寧に残しましょう。数年続けると、自分のアカウントの季節ごとの傾向が見えてきます。
カレンダーと在庫・予算の連動
店舗や商品を扱うアカウントでは、イベントの時期に合わせて、商品の仕入れや在庫、キャンペーンの予算も確認します。動画で紹介した商品が品切れだと、せっかくの反応が活かせません。カレンダーに、在庫確認日や、キャンペーン開始日の列を足しておくと、動画とビジネスの動きが連動します。
カレンダーに加えたい独自の記念日
全国的なイベントだけでなく、自分たちの独自の記念日も入れておきます。お店の開店記念日、アカウントの開設日、人気商品の発売日、季節限定メニューの開始日などです。独自の記念日は競合がおらず、ファンに特別感を与えられます。毎年同じ時期に恒例の企画を出すと、視聴者が楽しみに待つ習慣にもなります。
カレンダーの共有と更新
チームで運用する場合は、カレンダーを全員が見られる場所に置き、更新の担当者を決めます。月初に、その月のイベントの準備状況を確認する時間を取ると、遅れに早く気づけます。個人の場合も、月初に見直す日をスマホの予定に入れておくと、見落としを防げます。
毎年使い回すための記録
投稿後に、反応の良かった企画と悪かった企画を、カレンダーの横に一言ずつ書きます。翌年はその記録を見ながら、同じイベントを企画します。去年の動画の失敗点を直して再度出せるので、毎年ゼロから考える必要がなくなります。
また、イベントの日付は年によって変わるものがあります。連休の並びや、日程が変わる行事は、年末に翌年の日付を確認して更新してください。
注意したい点
季節イベントに関する表現では、期間限定や割引の内容を正確に書きます。景品表示法などの観点から、実際と異なる『今だけ』の表示や、根拠のない最大級の表現は避けてください。また、宗教的な行事や、特定の人にとって繊細な記念日を扱う場合は、表現に配慮が必要です。
イベントの日付や内容は変更されることがあります。公開前に最新の情報を確認してください。