動画広告の「行動の案内」(CTA)の書き方。予約・購入・相談につなげる言葉の選び方
広告の最後の行動の案内は、動作が想像できる具体的な言葉にし、一度に1つだけ示すと迷いを減らせます。目的別の言い方の例と、避けたい表現、置き方を整理します。
動画広告の最後にある、見た人に取ってほしい行動の案内(CTA)は、成果を左右する大切な部分です。結論として、動作が想像できる具体的な言葉で、一度に示す行動を1つに絞ると、迷いが減ります。ここでは、目的別の言い方の例と、避けたい表現、置き場所を整理します。どの言葉が反応を高めるかは商材や相手で異なるため、断定せず、テストで確かめる前提で読んでください。
具体的な言い方のコツ
「詳しくはこちら」だけでは、何をすればいいのか分かりません。いつ、どこで、何をするかが想像できるように書きます。
- 予約:「プロフィールのリンクから、希望の日時を選べます」
- 購入:「ページで在庫を確認して、そのまま注文できます」
- 相談:「まずは無料の相談フォームに、困りごとを一言入れてください」
- 来店:「営業時間は10時から。地図は概要欄にあります」
- 登録:「リンク先でメールアドレスを入力すると、すぐに届きます」
行動を1つに絞る理由
予約も、資料請求も、フォローもと、複数の行動を並べると、見る人は迷って、どれも選びません。広告1本につき、目的は1つに絞ります。その他の行動は、別の動画や遷移先のページで案内します。
特に、広告では「フォローしてください」と「購入してください」を併記しがちですが、目的が異なります。どちらを優先するかを先に決めましょう。
置く場所と見せ方
行動の案内は、動画の最後に音声で伝えるだけでなく、画面の文字としても表示します。音なしで見ている人にも伝わり、見返したときにも確認できます。広告のボタンが表示される配信面では、動画の案内とボタンの文言を揃えると分かりやすくなります。
画面の端のUIに隠れない位置に置くことも忘れずに。動画の途中で、一度軽く案内を入れる方法もありますが、最初から押し付けるような印象にならないよう、バランスに注意します。
避けたい表現
「今すぐ」「急いで」と焦らせる表現は、根拠がないと、誤解を招いたり、広告のポリシーに触れたりする可能性があります。期間や数量に限りがある場合は、事実を正確に伝えます。
「絶対に損しない」「必ず満足」のような断定も避けます。安心感を伝えたいなら、無料の相談、キャンセルの条件、問い合わせ先など、事実を示す方法が望ましいです。
期間限定や割引の表示は、景品表示法の二重価格表示などのルールが関係する場合があります。表示内容に根拠があるかを確認してください。
言葉のテスト
行動の案内の言葉だけを変えた2〜3パターンを、同じ動画で比べます。「予約する」と「まず相談する」のように、心理的な負担の違う言葉を試すと、相手の温度感が分かります。結果は記録して、次の広告に活かしてください。
具体例:同じ動画で言葉だけ変える
ネイルサロンの動画広告で、最後の案内を変えた2パターンを用意します。Aは「ご予約はこちらから」、Bは「初めての方は、プロフィールのリンクから好きな日時を選べます」。Bは、初めての人にも手順が想像できる書き方です。
このように、誰に向けた案内かを明確にし、手順を具体的に書くと、ためらいが減る可能性があります。実際にどちらが反応するかは、テストで確かめてください。
心理的な負担の段階で選ぶ
行動の案内は、相手が感じる負担の大きさで選ぶ視点もあります。負担の小さい順に、保存する、フォローする、詳細を見る、相談する、予約する、購入する、という段階があります。高単価の商品やまだ知らない店では、いきなり購入や予約を求めず、「詳しい内容を見る」「無料で相談する」といった軽い行動から始めるほうが合う場合があります。商材や相手の温度感に合わせて、段階を選びましょう。
よくある疑問
Q. 「フォローしてください」を最後に入れるのは良いですか。A. 目的がフォローの増加なら問題ありませんが、予約や購入が目的の広告で併記すると、行動が分散します。一つに絞りましょう。
Q. 英語や横文字の案内は。A. 対象が理解できる言葉で書くのが基本です。日本語で動作が想像できる言い方を優先しましょう。
Q. 動画内に案内がなく、ボタンだけでもよいですか。A. ボタンが表示されない配信面や、見落とされる場合もあります。動画の中でも案内することをおすすめします。
置き場所と回数の考え方
行動の案内は、基本的に動画の最後に置きますが、長めの動画では、中盤にも軽く入れる方法があります。ただし、何度も繰り返すと、押し付けがましい印象になります。最後の案内を主役にして、途中は軽い一言にとどめましょう。
案内と同時に、画面の文字でも表示し、遷移先の見出しとも言葉を合わせます。見た人が、動画から遷移先まで、一貫した流れで行動できるように設計するのが理想です。
行動の案内と誘導先をつなぐ
案内の言葉と、遷移先の最初の画面が食い違っていると、迷って離脱されます。「予約はプロフィールのリンクから」と言ったなら、リンクを開いてすぐ予約の画面に進めるようにします。
広告の最後の画面にもリンクの場所を示す矢印などを入れると、親切です。実際にスマホで広告から行動までの流れを試し、手数を数えて、減らせる点を見直しましょう。