試着・購入品紹介のショート動画の撮り方。サイズ感と着心地が伝わる見せ方の手順
試着動画で見られるのは「自分に合うか」の判断材料です。身長や着用サイズの書き方、回って見せる動き、全身と質感のカット割り、PR表記までを整理します。
試着・購入品紹介の動画で視聴者が知りたいのは、おしゃれかどうかよりも『自分が着たらどうか』という判断材料です。身長・着用サイズ・普段のサイズを添えたうえで、全身、後ろ姿、動いたときの様子を見せると、この1本で購入の判断がしやすくなります。
最初に出すべき情報:着る人の条件
同じ服でも、着る人の体型で見え方は変わります。そのため動画の冒頭か字幕に、身長、普段のサイズ、着用したサイズを入れておきます。個人情報に不安がある場合は、体重や細かい数値までは出さず、身長と着用サイズだけでも十分です。
『普段Mサイズ、今回はLを着ました』のように、普段との差を言うと、サイズ選びの参考になります。年齢や体型の悩みにも触れる場合は、特定の体型を否定するような表現を避け、中立な言葉で話します。
カット割りの基本セット
試着動画は、次の4カットを揃えておくと、情報の抜けが少なくなります。
- 全身の正面:服のシルエットと丈感が分かる
- 横と後ろ姿:背中のライン、裾の長さが分かる
- 動き:歩く、座る、腕を上げるなどの動作で着心地の目安を見せる
- 質感のアップ:生地の厚み、透け感、縫製が分かる位置を寄りで撮る
光の当たり方で色や素材の見え方が変わります。気になる点は、自然光と室内光の両方で確認するとよいでしょう。
店頭の試着と自宅の試着の違い
店頭で撮る場合は、店舗の撮影ルールを必ず確認します。撮影を禁止している店舗もありますし、他のお客様が映り込む可能性にも注意が必要です。許可を得てから撮影し、店名を出す場合も、先方に確認しておくと安心です。
自宅で撮る場合は、全身鏡の前にスマホを固定し、毎回同じ場所で撮ると、複数アイテムを比べやすくなります。背景が散らかっていると服に目が向かないため、壁や無地のカーテンを背にします。
伝え方で気をつけたいこと
良いところだけでなく、気になった点も一言添えると信頼されます。『丈が少し長い』『生地がやや薄い』のように、事実として伝えます。ブランドを批判するような言い方ではなく、『私の体型には』『私の好みでは』と主語を自分にします。
購入品でも、提供やアフィリエイトリンクが含まれる場合は、その旨を分かりやすく表示します。表示の方法は別記事のPR表記の解説を参考にしてください。
よくある失敗
多いのは、画面が揺れる、全身が切れる、服の名前や価格が分からない、の3つです。撮影前にスタンドで固定し、足先まで入る距離に調整してください。商品名と価格帯は、字幕で最後にまとめて出すと見やすくなります。価格は変動するため、『撮影時点』と添えておくと誤解を防げます。
台本の例:購入品3点を30秒で
冒頭は、購入品を並べた全体を見せて、『今月買った3点を着てみます』と宣言します(約3秒)。続いて、1点ずつ、全身と後ろ姿を各4秒、質感のアップを2秒で見せます。3点目まで終えたら、最後に『一番着る機会が多そうなのはこれ』と1つを選び、理由を1文で話します。
理由は、『洗濯しやすそう』『何にでも合わせやすい』など、具体的で検証しやすいものにすると、説得力が出ます。価格については、変動する場合があるため『購入時の価格』と添えると親切です。
返品・交換に関する情報の扱い
試着動画をきっかけに購入を考える人は、返品や交換ができるかを気にします。ショップのルールは変更される場合があるので、断定せず『購入先の案内を確認してください』と伝えておくのが安全です。
試着前に準備しておくこと
撮影前に、服のしわやタグの処理を整えておきます。しわが多いと、素材の印象が悪く見えます。アイロンやスチーマーを使うほか、ハンガーにかけて時間を置くだけでも改善します。タグが首元から出ていると見た目が悪いため、撮影用に折り込むか、切り取らず内側に隠します。返品予定がある商品の場合は、汚れや破損を避けるため、メイクが付かないよう注意します。
試着の順番は、最も見せたい1点を最初に持ってくるか、最後に盛り上げるかを決めておきます。冒頭に入れる1点が目を引くと、続きを見てもらいやすくなります。
コメントで聞かれやすい内容への先回り
試着動画では、『どこのブランド?』『身長は?』『色違いは?』といった質問が定番です。動画内か固定コメントで先に答えておくと、同じ質問への返信を減らせます。
価格やリンクを載せる場合は、販売先の情報が変わる可能性があるため、『情報は撮影時点』と添えます。購入リンクで報酬が発生するなら、その旨を明記してください。
購入品紹介で避けたい言い方
『これを買えば痩せて見える』『絶対似合う』のような断定は、体型や好みで感じ方が違うため避けます。『私は腰回りが楽に感じた』のように、個人の体験として述べます。
また、他のブランドや商品を引き合いに出して、一方を貶す言い方も避けましょう。比較する場合は、事実(素材、価格、サイズ展開)を並べ、判断は視聴者に委ねます。