「おすすめ◯選」動画の作り方:ランキングにせず並べる紹介リストの構成
順位を付けない「おすすめ◯選」は、選定理由と選び分けが肝心です。ランキングとの違い、選ぶ基準、PR表記の注意を具体的に解説します。
「おすすめ◯選」は、順位を付けず、それぞれの選ばれた理由と向いている人を分けて伝える形式です。ランキングのように優劣を決めないため、気軽に作れますが、選定理由が曖昧だと「ただの商品列挙」になり、保存されにくくなります。ここでは、ランキングとの違いを踏まえた構成を説明します。
ランキングとの違い
ランキングは「どれが一番か」に答える形式で、基準が重要です。一方、「おすすめ◯選」は「自分の状況に合うものを選べる」ことに価値があります。そのため、順位ではなく、使用場面や悩みごとに選び分けられる構成が向いています。たとえば「出張に便利な持ち物3選」なら、「荷物を減らしたい人向け」「長時間移動が多い人向け」というように、向いている人を添えます。
選ぶ基準と数
選ぶ数は、ショートでは3つが基本です。5つ以上になると、1つあたりの説明が薄くなります。選定基準は、冒頭で一言伝えると、リストに説得力が生まれます。基準は、次のような視点が使いやすいです。
- 実際に自分が使っているもの(使用期間や頻度を添える)
- 特定の悩みを解決するもの
- 価格帯が分かれていて、選び分けやすいもの
PR表記と信頼性
おすすめ紹介は、提供を受けた商品やアフィリエイトリンクを含む場合、PR表記が必要です。提供の有無にかかわらず、実際に使っていない商品を「おすすめ」として紹介するのは、誤解を招くため避けてください。また、デメリットも一つは伝えると、全体の信頼度が上がります。
画面には、商品名と価格(撮影時点)を出し、概要欄に購入先の情報を書くと親切です。価格や仕様は変わるため、「確認してください」と添えましょう。
選び分けを見せるテンプレート
各項目の紹介を同じ型にそろえると、視聴者が比較しやすくなります。型の例は次の通りです。「アイテム名」「選んだ理由(1文)」「向いている人(1文)」「気になった点(1文)」。この4項目を各6秒で話すと、3つ紹介しても30秒前後に収まります。気になった点を入れるのは、広告のような印象を避けるためです。弱点を1つ正直に伝えると、おすすめの説得力が増します。
リストのテーマの決め方
テーマは、「誰の・どんな状況の・何の悩み」を解決するかで決めます。「一人暮らしの狭いキッチンで、洗い物を減らすアイテム3選」のように具体的にするほど、必要とする人に届きやすくなります。逆に「便利グッズ3選」のような広いテーマは、競合も多く、選ぶ基準が曖昧になりがちです。
テーマが決まったら、検索で似た動画を見て、重複する内容を避けつつ、自分が実際に使って得た気づきを足してください。実体験に基づく一言があるだけで、他の動画との違いが生まれます。
よくある失敗
同じ種類の商品ばかり並べて、選び分けが不明確になる失敗がよくあります。3つ紹介するなら、価格帯や用途が異なるものを組み合わせると、「自分に合うものはどれか」を考えやすくなります。
また、使用期間が短いのに「長く使っている」と話す、使っていない商品を含める、といった誤りは、信頼を大きく損ねます。紹介する商品は、自分で使った事実があるものに限り、使用期間は正確に伝えてください。
画面の見せ方
おすすめ紹介では、商品の全体が見える映像と、使っている場面の映像を組み合わせると、理解が進みます。商品名のテロップは、画面の安全な位置に置き、読みやすい色にします。3つの商品を並べて見せる冒頭のカットや、最後に3つを再度見せるまとめのカットを入れると、記憶に残りやすくなります。
映像に商品のロゴやパッケージが大きく映る場合、権利や表現の注意点が関わることもあります。紹介の範囲で映すのは一般的ですが、否定的な評価を入れる場合は、事実に基づいた言い方を選んでください。
台本の例
「冬の乾燥対策、使ってよかったもの3選。①加湿器(寝る部屋用、静かな音が理由)②ハンドクリーム(手荒れが気になる人向け)③リップバーム(外出時に持ち歩ける)」のように、各項目を『アイテム+理由+向く人』で揃えると、見やすい動画になります。最後に「あなたの定番もコメントで教えてください」と添えて締めましょう。
テーマ別の選び方の例
同じ「3選」でも、切り口が違えば全く別の動画になります。たとえば「在宅ワークで使ってよかったもの」なら、価格帯別(1,000円以下、3,000円前後、1万円前後)に1つずつ選ぶ方法があります。「悩み別」なら、肩こり対策、目の疲れ対策、気分転換と、解決したい悩みで選び分けます。
どの切り口でも共通するのは、「なぜこの3つなのか」を一言で説明できることです。説明できないリストは、単なる列挙になり、保存や共有の動機が生まれません。選んだ理由を声に出して確認してから、台本を書き始めましょう。
今日からやること
おすすめ紹介の動画を作る前の準備です。
- テーマを「誰の・どんな状況の悩み」まで具体化する
- 3つを、アイテム・理由・向く人・気になった点の型で書く
- PR表記が必要かどうかを確認する