暗記系ショート動画はクイズ形式が向いている?問題・間・答えの作り方
用語や年号の暗記を扱うショート動画は、問題を出して答えるクイズ形式にすると最後まで見られやすくなります。間の取り方、答えの出し方、飽きさせない工夫を具体的に解説します。
暗記系のショート動画は、クイズ形式にすると、答えを知りたい気持ちが最後まで見る理由になります。構成は「問題→考える間→答え→覚え方」の4段階です。単に情報を並べる動画より、視聴者が頭を動かせるため、記憶にも残りやすいと言われます。ここでは、クイズの作り方と、間の取り方、注意点を解説します。なお、効果には個人差があります。
問題・間・答えの基本構成
最初に、画面に問題を大きく表示し、読み上げます。次に、考えるための間を置きます。間の長さは問題の難しさで変えますが、3秒ほどが一つの目安で、カウントダウンの表示を入れると、動画を止めずに見続けてもらえます。その後、答えを提示し、なぜその答えなのかを一言で解説します。最後に、覚え方(語呂、図、比較)を紹介します。
- 問題(3〜5秒):選択式か記述かを決めて表示する
- 間(3〜5秒):カウントダウンや効果音で考える時間を作る
- 答え(3秒):大きく表示し、読み上げる
- 覚え方(10〜15秒):語呂、関連づけ、比較で定着を助ける
問題の作り方のコツ
問題は、答えが一つに決まるものにします。曖昧な問題は、コメント欄で議論になり、正誤の判断が難しくなります。また、難しすぎる問題は離脱を招き、簡単すぎる問題は価値を感じにくくなります。「知っているつもりで間違えやすい」ものが、最もよく反応を得やすいタイプです。
数字や年号を扱う場合は、出典を必ず確認します。教科書や公式資料でも、版によって記述が異なることがあります。確認した資料は、説明欄に書いておくと、誤りを指摘されたときに対応しやすくなります。
飽きさせないための変化の付け方
同じ形式を続けると、視聴者は慣れて離れやすくなります。問題の形式を、四択、穴埋め、正誤判定、並べ替えと使い分けると、変化が生まれます。画面の演出も、毎回同じにするのではなく、問題の種類で色を変えるといった一貫性のあるルールを作ると、見やすさと新鮮さを両立できます。
また、シリーズ化するなら、「第◯問」と番号を振る、正解率をコメントで募るといった参加型の仕掛けが有効です。ただし、コメントの数字を実際より盛るなどの演出は避けましょう。
クイズ形式の注意点
問題を作るとき、過去問や市販問題集の問題を流用すると、権利の問題が生じる可能性があります。自作の問題か、権利に問題のない形で作成してください。また、暗記に頼るだけで理解がともなわないと、応用が利きません。クイズの最後に「なぜそうなるか」を一文で添えると、意味のある知識として残ります。
クイズの台本例(架空)
架空の1本です。「問題。日本の消費税の標準税率と軽減税率、飲食料品の持ち帰りはどちらが適用される?(3、2、1、答えは)軽減税率です。ただし、店内で食べる場合は標準税率になります。違いは、『食べる場所』が基準だと覚えましょう。」
このように、問題、間、答え、覚え方が入り、最後に判断の基準まで添えています。制度の内容は変わることがあるため、実際に作るときは、公式な情報で最新の内容を確認し、時点を明記してください。
よくある質問
Q. 正解率を見せてもよいですか。実際のコメントや投票の結果に基づくならよいですが、数字を作ってはいけません。参加型にしたい場合は、「何問目で間違えましたか」と問いかける形が、実数に頼らず使えます。
選択式と記述式の使い分け
選択式は、画面に選択肢を並べるため、視聴者が参加しやすく、短時間で終わります。ただし、選択肢が多いと画面が詰まるので、3択までにするのが見やすいです。記述式は、考える時間が必要で、答えを出す前の間を長めにします。どちらも、答えと理由をセットで示してください。
正誤問題は、手軽に作れますが、運で当たることがあり、学習効果は限定的です。理由の説明を丁寧に付けて、価値を持たせましょう。
クイズ作成の確認項目
問題を作ったら、正解が一つに決まるか、出典で確認できるか、答えの表示が読めるか、間の長さが適切かを確認します。知識の確認だけでなく、間違いやすい理由を添えると、教材としての質が高まります。
覚え方の提示の工夫
覚え方は、語呂合わせ、図、比較、物語の4つが代表的です。語呂合わせは楽しく覚えられますが、意味との結びつきが薄くなる場合があるため、意味の説明とセットにします。図や比較は、関係性を理解するのに向いています。どの方法が合うかは人によって異なるため、複数の覚え方を試す回を作るのも、一つの企画です。
自分で作った語呂が、他人の作った語呂や商標と同じになることもあります。公開前に検索して確認すると安心です。
投稿前チェックリスト
クイズ動画を出す前の確認です。
- 正解は一つに決まるか
- 出典と時点を確認したか
- 間の長さは適切か
- 答えの理由を一言で説明したか
難易度の調整例
同じ分野でも、難易度を3段階に分けると、シリーズ化しやすくなります。入門は用語の意味を問う、標準は似た用語の違いを問う、応用は具体的な場面で判断を問う、という具合です。入門から順に見られる再生リストを作ると、学習の流れが生まれます。
問題の難易度が高すぎると感じるコメントが多い場合は、ヒントを追加したり、問題を2段階に分けたりして調整します。逆に簡単すぎるという意見が多いなら、応用編を作るタイミングです。