メディア/AI活用

AI素材を使ったショート動画の公開前チェックシート。権利・事実・表現・品質の20項目

ショート動画編集部byNobiru AI
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AIで作った台本・画像・音声を含む動画を公開する前に、確認すべき項目を権利・事実・表現・品質の4分野に整理しました。そのままコピーして使えるチェックシートです。

AI素材を含む動画は、公開前に「権利」「事実」「表現」「品質」の4分野を確認すると、事故の大半を防げます。この記事のチェックシートは、そのままコピーして運用に使えるように作りました。項目が多いと感じるなら、まずは各分野から重要な2〜3項目だけで始めてください。

確認は、制作した本人とは別の人が行うのが理想です。ひとりの場合は、時間をあけて見直します。

分野1:権利

素材の出所と使ってよい範囲を確認します。後から確認できるよう、記録も残します。

  • 使用したAIツールの規約で商用利用が認められているか
  • 既存のキャラクターや作品、実在人物に似ていないか
  • BGM・効果音・フォントの利用条件を確認したか
  • 出演者・声の提供者の同意を記録したか
  • 素材ごとの出所メモ(ツール・日付)が残っているか

分野2:事実

AIが書いた内容の誤りが最も多いのがこの分野です。

  • 数字・日付・固有名詞を公式情報で照合したか
  • 法令・制度の説明は所管の公式情報で確認したか
  • 店名・商品名・価格・営業時間は最新か
  • 出典が確認できない内容を削除したか
  • 断定できない内容に「〜とされています」等の配慮をしたか

分野3:表現

視聴者と第三者への影響を確認します。

  • 「必ず」「絶対」など根拠のない断定がないか
  • 効果・効能を誇張していないか(医療・美容・金融は特に)
  • 広告・PRの場合、その旨が分かる表示があるか
  • 特定の個人や団体を傷つける表現がないか
  • AI生成・AI音声であることの開示を、必要に応じてしたか

分野4:品質

視聴体験の確認です。実機で通して見ます。

  • 手指・文字・顔など、AI映像の破綻がないか
  • 音声の読み間違い・不自然な間がないか
  • 字幕に誤字・誤変換がなく、画面の安全領域に収まっているか
  • 音を消して見ても意味が伝わるか
  • 冒頭の数秒で内容が伝わるか

このチェックは法的な適合を保証するものではありません。判断に迷う場合は、専門家に相談してください。

チェックを回すタイミング

チェックは公開直前だけでなく、段階ごとに分けると手戻りが減ります。台本が完成した時点で「事実」と「表現」を、素材がそろった時点で「権利」を、編集が終わった時点で「品質」を確認します。公開直前は、最終確認として全体を軽く見直します。

公開の直前に重大な問題が見つかると、修正の負担が大きくなります。早い段階で確認するほど、修正のコストは小さくなります。

よく見つかる問題の例

実際に見つかりやすい問題を挙げます。店の営業時間が古い、AI音声が店名を誤読している、字幕の数字がナレーションと違う、BGMの利用条件の確認漏れ、画像内の文字が崩れている、などです。

これらはどれも、一度見直せば防げるものです。自分の動画でよく見つかる問題をリストの上位に移して、重点的に確認する工夫をすると、運用が洗練されていきます。

よくある質問

Q. 項目が多くて続きません。A. 最初は各分野の最重要項目だけに絞り、慣れてきたら増やします。1本に10分以上かける必要はありません。続けられる形に調整することが大切です。

Q. 一人で全部確認するのは不安です。A. 一人運用では、時間をあけての見直しと、チェックリストの活用が基本です。特に専門的な内容や広告案件は、第三者や専門家の確認を受けることをおすすめします。

チェックシートのカスタマイズ

このチェックシートは、そのまま使うよりも、自分のジャンルに合わせて調整してください。飲食なら食材の表示やアレルギー、美容なら効果の表現、金融ならリスクの説明、といった項目を追加します。

追加した項目は、過去に起きたミスや、ヒヤリとした経験から作るのが効果的です。チェックシートが自分たちの経験を蓄積した資産になり、新しいメンバーへの教育にも使えます。

確認の担当を分ける

チームで運用する場合は、分野ごとに担当を決めると、見落としが減ります。たとえば、権利は管理担当、事実は制作担当、表現は責任者、品質は編集担当、といった分担です。

一人運用の場合は、分野ごとに見る日を分ける方法もあります。同じ日に全部をやると集中力が落ちるため、時間をずらして確認するほうが、精度が上がります。

運用のコツ

チェックシートは、毎回新規に作らず、スプレッドシートなどでテンプレート化します。結果は動画ごとに保存し、問題が見つかった項目に印を付けておくと、よく起きるミスの傾向が分かります。傾向が分かれば、制作段階で未然に防げます。

多忙なときでも、事実と権利の項目だけは省略しない、というルールを決めておくと、重大な事故は避けられます。